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石川県加賀市の観光バス「キャン・バス」の振動・騒音等で苦しめられている小松市住民の現状

加賀周遊バス「キャン・バス」CANBUSの振動・騒音等で苦しめられている住民の現状を知ってください。

加賀市の観光バス「キャン・バス」が、現行ルートでは対向車とすれ違う際に車道をはみ出し、歩道をふさがないと通行できないにもかかわらず、現行ルートを毎日運行し続けています

石川県加賀市の観光周遊バス「キャン・バス」は、加賀市や加賀市のバス会社等が出資する(株)まちづくり加賀が運営する大型観光バスで、出資先の観光バス会社に運行を委託し、加賀市だけでなく、小松市にも運行ルートを伸ばしています。

 以前、小松市内では「ゆのくにの森~自動車博物館」の間を、ゆのくにの森の前の馬場町交差点から続く、民家がほぼ隣接していない、大型バスの運行に支障のない広い道路幅・地盤の道路を走っていました。

 しかし突然、2021年頃に運行ルートを変更して、私たちの住む住宅地の細い市道を通行し始めました。いま毎日5回も大型の観光バスが、田んぼを盛土した軟弱な地盤の細い市道を通過しており、通過の度に沿道の住宅が揺れ、大きなエンジン音に悩まされています。

 特に道路の停止線がある付近では、大型バスが走ってきては毎回ブレーキを踏み、そして今度はアクセルを踏みこむため、家がその度に揺れては、グォーンと大きなエンジン音がして、家が地震のように揺れる、きつい状況が始まりました。工事による一時的な通行なら我慢もできますが、毎日大型バスが通行するたびに悩まされるのは耐えられないので、バスの運営会社に連絡し、状況を伝えた所、ほどなくして運行が止まりました。

 しかし、それはたまたまコロナ禍によって運行を中断しただけで、苦情に対応してルートを変更したわけではなかったのです。コロナがある程度収まったころに、苦情を無視して、大型観光バスの運行を再開しました。住民は毎日複数回の揺れや騒音でストレスが積み重なり、バスが通過していないのに揺れているように感じるなど健康被害が生じる状況に追い込まれています。体調が悪くて、ベッドで横になっても、毎日揺れと騒音に悩まされ、一日たりとも静養できない状況は我慢の限界を迎えています。

 さらに通行に使われている市道は、普通車がぎりぎり交差できる幅員しかなく、キャン・バス通行時に対向車がいる際は、バスも対向車も、車道を歩行者スペースへと大きくはみ出してよけるしかなく、そうなると実質、歩行者スペースはなくなります。

 冬に雪が降ると、歩道は除雪した雪で覆われてしまいますが、大型バスが通過する際は、歩行者は雪の中へ逃げるしかないような状況です。住民にとっては危険な状況が続いています。なぜこのような大型観光バス事業者のために、そこに住む地域住民が毎日毎日危険にさらされ、自宅の振動・騒音に悩まされなくてはいけないのでしょうか?

 更に、そもそも、この市道は、小学校の通学路であり、子供や高齢者を含む住民がコンビニや郵便局へ向かう際に使う生活道路ですが、毎日、地域外の大型観光バスによって、交通事故のリスクや通行障害にさらされ続けています。田んぼを埋め立てた軟弱な道路・住宅地に大型バスを毎日走らせることをやめないので、部屋の振動・騒音が続くことによる健康被害やストレスだけでなく、住宅自身にもかなり被害が広がってきました。家の土間や家の玄関のタイルなどに複数の亀裂が入りはじめ、被害が日に日に大きくなっていきました。家の玄関扉や浴室の扉も、開閉時に引っかかるようになり、開けづらくなってしまい、困窮しています。

 皆さんは、突然家の前に毎日何度も大型観光バスが走り始め、健康被害や自宅が壊れる被害に毎日苦しみ続ける状況になったらどうしますか?

 あまりに酷い状況を、大型観光バス「キャン・バス」運営会社の(株)まちづくり加賀の社長に伝え、即時のルール変更を求めました。しかしその後運行ルートを変更するどころか、当初3回だった1日当たりの通行を、1日5回に増便するという対応を始めたのです。

 ちなみにこの観光バスが住宅地を通行する際の乗客は、現状ほとんどの便で乗客がおらず、多い時で数人の状況です。生活支援ルートのバスなら採算無視で走らせる場合もあるかもしれませんが、観光客用のバスルートなので、普通は採算が取れず、しばらく運行したとしても撤退するはずです。しかしキャンバスは2年以上に渡り、観光客がほとんど乗っていないまま、狭い住宅地を抜けるルートを毎日、大型の観光バスで複数回運行させ続けています。

 脱炭素の時代に逆行し、エネルギーを浪費して、住民に運行被害を与えていると認識しながらも、ルート変更に応じず事業を続ける(加賀市が出資する)観光バス事業会社が、新たに運行し始めたルートで沿道住民に被害を与えていると認知してからも、ルートを変えずに住宅地を運行し続けて2年が経過しました。このような場所に、大型観光バスを毎日通過させ、健康・住宅被害や通行リスク・障害を生じさせている事実を所轄の石川運輸支局に伝えましたが、バスの運行事業者に対応してもらうしかないとのことでした。

 そこで2023年6月に再度バス会社の社長に連絡して即時のルート変更を申し出ました。石川運輸支局にも事実を伝えたからか「町内会を通じて、ルート変更の要望書を出していただければ、対応を行う」とのことでした。そこで、すぐに町内会からルート変更の要望書を出しましたが、要望書の提出から既に8か月経過した現在も、何らルート変更はされていません。

 その間に家の被害はとまらず深刻化し続け、当初小さかった自宅の土間や玄関のコンクリートの複数の亀裂は端から端まで延びてしまいました。家を建てて頂いた工務店の担当者に現地確認してもらいましたが「多くの家を建てているが、このようなことは初めて」とのことでした。​

 その後、今年2025年1月1日には能登で大地震が発生。この地区も道路が陥没するなどの被害が生じ、更に観光バスが向かう観光スポット「日本自動車博物館」も地震の被害で長期閉鎖に追い込まれました。従来の振動・騒音等の問題に加え、この地区が被災し、バスの目的地である自動車博物館での乗降客がいないにもかかわらず、毎日変わらずこのルートの運行を続けており、沿道の家が毎日揺れ続け、騒音が発生しています。 

 このような加賀周遊バス「キャン・バス」の対応や被害の現状を、小松市や加賀市の皆さんや、加賀市・小松市への観光客、国土交通省・観光庁・石川県庁関係者に知っていただきたいです。​

 住民が毎日の被害から解放され、元通り安心して暮らしや通行ができるよう、加賀市周遊バスのキャンバスが一刻も早くルート変更に対応し、被害に対応していただくことを切に望みます。 

 石川県加賀市の観光周遊バス「キャン・バス CANBUS」が、当該道路の通行をルート変更し、運行被害が止まる日が来るまで、このホームページの運営を続けます。

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