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買ってよかったものリスト 2019

 他人の買ってよかったものとか、鞄の中とか、EDC(EveryDayCarry)とか結構好きなのでおそらくそういう「他人が金払って良いと思ってるもの」が好きなんだと思う。典型的な関西人なので露骨な宣伝みたいなその人の収入になるような金の匂いがするものは拒否反応示します。めんどくせえ人種だな。

 とにかく12月ももうすぐ終わり。ということは2019年ももうすぐ終わるということなので、ここらで今年に買って良かったと思えるものを僕の2019年おさらいも兼ねて、漫画、飲食物やファッション、デバイスなど何でもありで紹介したいと思います。俺が金だして買ってるんだからモノの良し悪しはともかく、本当に良いものだと思ってるっていう点だけは信用はしてほしいね!
 アマゾンのリンクとか貼りまくるけど、アフィはやってないので僕のもとには1円たりとも入ってきません。(それはそれでもったいない気もする)勧められたやつ、めっちゃ良かったです!って言ってくれればもうそれが財産よ。ホントに。
というわけで文章量だけめっちゃ書いてしまったので、目次つけておきます。

■[漫画]欅姉妹の四季/大槻一翔

 いきなり2018年に出たシリーズを紹介するのはどうかとは思うが、3巻が今年出版されてるので含めて良しとします。(自分の記事のルールは自分で決める)とにかく紹介したいんだよ俺は。
 兎にも角にも良い。素敵。素晴らしい。こういう一言にすべて集約されてしまう厄介な作品だよホントに。紹介泣かせ。
 内容的には平たく言ってしまうと4姉妹のドタバタ日常モノなんだろうけど、それをハルタ作品らしい丁寧なタッチと緻密な作画、漫画として美しい絵として描きだしてるのがたまらなく良い。日々をただ生きる現実世界の我々から見れば非日常とさえ言えるキャラクターの「日常」を、フィクションの枠の中でディフォルメした上でこうも尊く描けるのはもう天晴としか言いようがないですよ。
 キャラクターにとっての「日常」が、宝石や高級ブランドのようなものではなく、幼い頃に目を輝かせてあつめたキレイな石や形の良いどんぐりみたいな、いかにそのキャラクターにとっての「宝物」なのかを読者に焼き付けるさせるその視点の美しさには感動しかないんですよ。
 特に四女にとってはこういう日常が尊き宝物になるんだろうなって感じる日々の成長や不安が、読んでいるこっちからも感じ取れるのがまた良い。感受性豊かな三女四女に焦点が当たりやすいのは、若いほうが心情のゆらぎが大きいのが関係しているのかしら。
 でも単に豊かな表情、動きの一挙一動がすべて日常としての尊さを持って表現できているのは作者の画力がとてつもないってことでもあるんですわ。しかしハルタ作品はひと目で「あ!ハルタ作品!」ってわかるのなんでだろうな。
「よつばと!」とか「明日ちゃんのセーラー服」とか、そういうのが刺さる人には迷惑がられてもいいから推しまくっていい、そんな作品なので、ぜひとも読んでください。

■[漫画]僕の心のヤバイやつ/桜井のりお

 やばいんだよ。市川の中に潜むヤバさがイタい系の漫画かと思ってたけど、どんどんその「ヤバイやつ」ってのがまったく別の感情になっていくのが見ていてヤバい。山田の可愛さと積極性もヤバいが、それに対して自己肯定感の低さと中二病的な自信の溢れ方をしている市川との関係がヤバい。
 というか桜井のりお、こんな漫画描けるなんて卑怯じゃない? みつどもえやロロッロとかのような漫画家と決めつけていたらこんな青春のニュアンス振りまきまくりな甘酸っぱ、いや甘苦い作品描けるなんて知らなかったんですけど?

■[漫画]迷宮ブラックカンパニー/安村洋平

 いわゆる異世界ものってやつだが、ハーレムもクソもない、異世界に転生して迷宮のブラック企業でひたすらこき使われる話。いやこき使われるだけで終わらないのがこの主人公で、とにかく悪知恵と機転と非人道でのし上がる。こうも小賢しいキャラクターを主役に持ってこれるのは才能だと思うし、手腕は良いともいえる。読者に嫌われない人情も持ち合わせているからたちが悪い。
 異世界転生ってまあわかりやすいテンプレと設定があって、それが読者間の共通認識として出来上がっているのが今となっては強みなんじゃないかと思うわ。結局転生に置いて、大イベントとしてリソースを割く必要もなくなり、重要な点は「転送後にどうするか」であるということが読者の興味で、必要なのは転生の理屈ではなく、異世界における物語の展開なのだから、土台を事細かに説明する必要も納得させる義務もない。これは多分とてつもなく効率が良いことだと思う。

■[CD]Thank you, ROCK BANDS!/UNISON SQUARE GARDEN

 ユニゾン15周年を記念したトリビュートアルバム。
 そもそもトリビュートとかカバーとか大好き人間のなので、こんなもんリリース決定したときから良いに決まってんじゃんと思ってたけど、やっぱり良いんだよホントに。
 そもそもユニゾンの曲って、B'zとかアジカンとかと同じ系統の「こいつ何歌ってもこいつの曲ってわかるな」ってタイプのバンドなんですよ(褒め言葉)。そんなバンドの曲をプロがこぞって演奏するんでしょ?めっちゃ良いに決まってんじゃん。どうやってもユニゾンの曲ではなくなるってのがとても良い。
 なかでもThe pillowsの「シューゲイザースピーカー」、堂島孝平の「シュガーソングとビターステップ」、この2曲がホントに良いんだな。
 まずピロウズはホントに格好いい。アルバムとか持ってるけど、こんなにカッコよかったっけ!?ってなるくらいカッコいい。なんだろうな。あのサビの疾走感と力強さはそのへんの若造には出来ないでしょみたいな強さがあって、渋いかっこよさなんだよね。ああ、こういうのが良いベテランなんだなとしみじみしちゃう。
 堂島孝平は正直「だれだ……?」ってなったけど(失礼)、葛飾ラプソディーの人なのね、あーはいはい。って感じで舐め腐ってたけど、今となっては謝ることしかできないよね。今ではユニゾンの表題曲になってしまっているであろうシュガーソングとビターステップやるってなったときのプレッシャーとか絶対嫌だったろうけど、そこをキレイに「良いじゃん!めっちゃ良いじゃん!」ってなるくらいのクオリティで持ってきたのは尊敬ですわ。キラキラで少年コーラスぶちこむ発想、どこから出てきたんだろ。
 限定版買ったので、小冊子付いていたんだけど、ヤスダスズヒトは本当にいつものヤスダスズヒトだったのであれは様式美なんだと思いました。

■[マウス]ワイヤレストラックボール M570t/Logicool

 突然のデバイス紹介。今年買ったんだから良いだろ別に。
 トラックボール界ではその名を知らぬ人間はいない名機「M570」。
 今年は仕事用のマウスをサンプルで手に入れたトラックボールに変えてみたんだけど、これがもう結構快適だし、慣れたら使いやすいってことで採用。
 そのサンプルを使用していくうちにホイールが死に始めてたので他のトラックボールを探すことに。
 どんだけ探してもまず候補が少ないから、結局前評判でいうとM570にならざるを得ない。
 でもまあしっかりと使いやすいし、大きさもあるので握りやすくもあるので、普通に使いやすい。やっぱり売れてるものっていいんだなーと実感したアイテム。

■[リュック]URBAN EXPLORER 20/beruf

 通勤用に購入。
 流石にこの金額のリュックに手を出すのはかなり勇気が要った。通勤用に新しいリュックがほしい!って思ってからめちゃくちゃリサーチしたからね。色んなサイトとかブランド漁って、己の好みと機能性と値段で検討。
 最終的に残った候補は下記の4つ。
 ①SORMONNE Obsidian/cote&ciel ¥47,600-

 ②URBAN EXPLORER 20/beruf ¥35,200-

 ③Classic Backpack Plus/bellroy ¥25,700-

 ④STEM BACKPACK /Wexley ¥13,500- 

 とにかく①のコートエシエルはマジでデザインがドンピシャでめちゃくちゃに迷った。ただし機能性は別に大したことなくて背負ってる状態からアクセス出来るサイドポケットもなかったし、なんせ約5万はもう正直お手上げしかない。
 ②のベルーフは全面デザインののっぺり何にもないですよ感が素敵。別バージョンでX-Pacっていうなんか頑丈な生地を使ったやつもある。どう考えてもマットなDURONを使ったこのモデルのほうが好き。サイドポケットもあって、バッグインバッグも内蔵。容量も1泊くらいなら余裕でこなせるし、欠点が少ない。
 ③のベルロイはデザインはまあそんなになんだけど、機能性は抜群に最高。シンプルな外見に対してポケットが多く、また容量も大きい。最後の最後まで悩んでたアイテム。 
 ④のウィクスレイはこれより前に出てたアーバンバックパックってやつが結構良いなと思っててチェックしてたら後々こいつが登場。容量は少ないが、きちんとしたサイドポケット、通気性の良いバックパネル、なにより見た目が完全にAerだけども、そこに斜めに入るでかいスリットが素敵。値段もお手頃で最高。

と、いうことで最終は③のアーバンエクスプローラーに。値段が張ってまあまあ気合い入れたが、やっぱり良いプロダクトは気持ちも上げてくれて毎日が少し豊かになって良いもんだ。

■[スニーカー]エア フォース 1 ‘07 LV8 NBA/NIKE

 珍しくスニーカーを一目惚れで買いました。
 だいたい革靴大好き人間なもんで、スニーカーってほとんど持ってないけど、このエアフォース1はほんとにかわいい。
 みてよこの横の切り返し。ただの白スニーカではないけども、奇をてらったものでもない、シンプルが故にはっきりと強い個性のデザイン。ほんとにかわいいわ。最高。
 スニーカーでほしいものって言ったら常にワンスターを挙げているけども、ああいういつもの定番ってやつは中々手を出さないのに、こういう一目惚れの商品って即効買っちゃうのなんでだろ。
 でもこの切り返しの後ろの生地はサテンらしくて、防水スプレー絶対振れ、隔週で振れってお店の人に釘を刺されたので、扱いは面倒なのかもしれない。

■[マグカップ]IZUMOマグ ディープグリーン/スターバックスコーヒー

 スターバックスコーヒー出雲大社店限定のマグカップ。
 正確には「2019年に買い戻したアイテム」になるのだけども、2019年に買ったことには間違いないのでランクイン。
 詳しくは下記記事に書いたので割愛。

 お気に入りってのは大事に使いましょう。

 というわけで、一気に紹介しました。
 まあ、なんだかんだお金使ってることですね。経済回してるから良しとしましょ!

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