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▱鎖骨骨折記2日目 4/7 整形外科診察

身延で診断書を書いてもらったので近場の整形外科を探す。
手術が怖いので保存療法を推している病院、それに通院が楽そうで先生が優しいという所に行ってみるとシャッターが閉まっている。通りがかった人がその病院はいつ開くか分からないと吐き捨てるように言う。シャッターの隅に小さく貼り紙がしてあり院内でコロナ感染者が出たため当面の間休むと書いてあった。
仕方ないので第二候補だったかかりつけの病院に行く。少し遠いがここも先生が優しいのだ。保存療法も院のホームページで紹介している。結局余計な遠回りをしただけだったなと思いながら受付で長い時間を過ごした。整形の朝はとにかく混むものだ。

レントゲンを撮り直して「あーこりゃだめだねぇきれいに折れてる、若いから頑張って手術して早く社会復帰しようぱっと手術してぱっと治そう(原文ママ)」と朗らかに言われた時の絶望感よ。
あれよあれよと手術先の病院を決める段となり青褪めながら話を聞く。近場で通いやすい大学病院は診察や検査を受けるのにもやたらと時間が掛かるため重篤な症状以外ではあまりお奨めしないこと、もう一つの病院は同じ大学病院でやっていた医師がいてそこは病床も空いてるだろうと聞かされる。同じ苦痛なら短い方がいい、どのみち午後診察はないので翌日後者の病院へ行くこととなった。これも余計な遠回りとなっただけだったが、連携のためのCD-Rが手に入ったのでよしとすることにした。

折れた部位


医師の話によると今回の骨折は単純な折れ方だが部位が外側にあるので保存療法には向かないらしい。保存療法を選択した場合、痛みが続くためそれに耐えられるかと思うと厳しいものがあった。そもそも朝、宿から出て身延から戻ってくるのも一苦労だった。後々になって考えてみれば術後の早い段階から動き回っていたし、数か月後にはメインザックを担いでいた。保存療法でここまで回復できていたかは疑問である。
ちなみに、身延で診ていただいた内科の先生の診察と処置は他科にも関わらず極めて適切なものだったそうだ。感謝しきりである。


トップは高尾駅南口で見た満開のソメイヨシノ。ささやかな桜並木なのだがこれが中々見事。花曇りだったが桜を見られただけでも御の字である。


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