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育休およそ2ヶ月目の、1日の過ごし方

半年間の育休を取っている。

2ヶ月ほど経ってようやく、今の段階の生活が落ち着いてきた。
落ち着いてきた、というとちょっと語弊があって、実際はバタバタ忙しくて飛ぶように日々が過ぎていくが、そのバタバタの仕方がある程度パターン化されてきて、ある程度慣れてきた、というのが実情に近いニュアンスだ。

2ヶ月ほど前に生まれた娘が退院できそうな気配が見え始めた。退院してくると確実にガラリと生活が変わる。なので今のうちに、今の段階の、慌ただしくも愛おしい日々の、平均的な1日の過ごし方を記録として残しておこうと思う。

まず前提として、息子は1歳10ヶ月でイヤイヤ期真っ最中、妻は3時間ごとに搾乳が必要。
40歳の私は、息子と同じ部屋で2人で寝ており、気付かれないように起き出すことから朝が始まる。

7:00 起床、身支度、ゴミ捨て。

7:30 息子を起こしてオムツ替え、着替え。妻も起床。

8:00 朝食を作り始める。トースト、卵焼き、ソーセージなど。息子はトーストの耳ばかりを食べたがる。妻は食べ終わり次第、席を外して搾乳。息子が食べ終わるまでテーブルで僕が付き合う。だいたい30〜40分で食べ終わる。その後、1人遊びの苦手な息子はしきりに遊んで欲しがるが、隙をついて洗濯と皿洗い。

10:00 ひと段落ついて、何か1つイベントをこなせるタイミング。買い物に行くか、児童館に行くかなど。

11:00 昼食作り始める。みそ汁、炒め物など。息子には妻が食べさせてくれる。僕は急いで食べ終わり、皿洗いをしたり、作り置き用に一品作ったり。場合によっては途中で切り上げて、息子に食べさせるのを妻と代わる。

12:30 妻は娘に会いに病院へ。僕は息子と留守番。息子は執拗なまでに遊んで欲しがるため、自分のことは何もやらせてもらえない。しかし、「遊んで欲しい」ならまだわかるが、「遊んでいるのを真横で見ていて欲しい。他のことは何もせずに」という時も多くある。新聞くらい読んだっていいじゃないか。スマホくらい見たっていいじゃないか。ちょっとよそ見したくらいで怒るなよ。まあ、かわいいからいいんだけど。

14:00 息子、昼寝。2時間ほど寝させる。その間、家事をやったり、ちょっと休憩したり、コーヒーくらい飲んだり。ここが唯一休憩をはさめる貴重な時間帯。最近は息子の寝付かせが本当に楽で助かっている。寝室に連れて行きカーテンを閉めているうちに本人は横になり後ろから「バイバイ」と声をかけてくる。「うん。おやすみね。ゆっくり寝るんだよ」と言いながら部屋を出て「ハーイ」という返事を聞きながらドアを閉める。おしまい。寝付かせにかかる時間は0秒です。ちょっと前までは抱っこして、揺らして、置いて、泣かれて、抱っこして、を繰り返して40分とか要していたのに。立派になったな。本当に助かっている。かわいい以外ほとんど取り柄のない息子だが、ここだけは自慢できるので、noteでも自慢しておこうと思いました。

15:00 妻、帰着。娘の今日の様子を教えてくれて、妻、仮眠。

16:00 息子を起こす。オヤツをあげて、洗濯物をたたんで、遊んだり子供向け番組のビデオを見たりしながら、妻が起きて搾乳を終えるのを待つ。

17:15 夕食作りスタート。

18:00 夕食。息子に食べさせるのは妻に任せる。とは言っても勝手な道理は息子には通じず、「とーちゃ、とーちゃ」と言っては強硬的にスプーンを僕に渡してくることも多い。ご飯をすくうくらいお母さんがやっても一緒だろう。まあ、かわいいからいいんだけど。なんやかんやで僕は急いで食べ終えて、洗い物、お風呂の準備。

19:00 息子が食べ終わり、妻のコンディションが整った頃に、妻からお風呂に入る。妻のお風呂を待っているこの時間帯が一番、息子が落ち着いていて機嫌も良い。その気になれば僕は片手間でそれを構いながらテレビをちょっと見れたりする。ちょっとだけど。妻の次は僕の番。体感時間3分くらいで大急ぎで髪と顔と体を洗って、呼び出しボタンを押す。妻が息子を連れて来てくれる。息子は隣におとなしく立っていてくれるので、体を洗ってやり、濡らしたガーゼで顔を拭いてやり、膝の上に仰向けで寝かして髪を洗ってやる。息子は最近、水遊びを覚えたので、お風呂でも遊び始め、制するのに時間がかかることが度々ある。洗い終えたらバスタオルで拭いて、リビングに連れて行ってからオムツを履かせ、お茶を飲ませ、歯を磨く。息子は最近、ふざけ方のパターンを増やしてきたので、この一連だけでもえらく時間がかかる。しかし、そのふざけ方がいちいちかわいいので許すことにしている。

20:45 息子の寝る準備が整い次第、寝室へ連れて行く。この時も昼寝と同じ流れで、寝付かせ時間0秒。ひどい時は1時間半とか要していたのに、立派になったな。本当に助かる。この子は天才なんじゃないかと度々思わせられる以外ほとんど取り柄のない息子だが、ここだけは自慢できるので、もう一回自慢しておこうと思いました。

20:50 皿洗いをしたり、作り置き用に一品作ったり、ゴミを出す準備をしたり。家事を済ませたら貴重な自分の時間。ネットを見たり、書き物をしたり、ようやく今日の新聞をしっかり読んだり。

23:00 就寝。息子は寝ながらゴロゴロ転がるが、その範囲が次第に狭くなってきていて、最近は自分の布団に体のどこかが掛かっている所にとどまる。僕は夜中に何度かは目が覚めて、そんな息子にタオルケットをかける。エアコンの温度も調整したりしながら細切れで眠って、朝を迎える。


2ヶ月前は無理ゲーじゃないかと思うほどに過酷に感じていた生活も、基本的にはバタバタしながらも、こんな感じで落ち着いてきた。しかしこの生活も、間もなく娘が退院してこれば、跡形もなく様変わりする。また奮闘しながら生活パターンを模索していくことになるが、不安は無い。ますます慌ただしく、でもそれ以上にますます愛おしい日々になるに違いない。
娘よ。いつでも退院しておいで。

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