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松尾友雪さまに筆を寄せていただきました。

松尾友雪さまから、『砂漠、薔薇、硝子、楽園、 』完結へ、お筆を添えていただきました。

ありがとうございます。

ありがとうございます…。

※ことの次第は『楽園』序文をご参考ください。松尾さんサイドで展開していただいた、不可思議で、切なくも美しい、素晴らしい作品は、こちら:

お声がけいただいた時には松尾さんも私も、互いのnoteにこんな物語が生まれることなど、思ってもみなかったのだと…いま、振り返りみてもなお、新鮮な驚きを隠せません。

私は…長らく、手が痺れていましたから…『砂漠、薔薇、硝子、楽園、 』を、自分を信じきれないまま、書き始めました。けれども、指を削るような仕方で、祈るような気持ちで、原稿に向かううちに、いつしか、私の暗い、暗い、ただひたすらに暗い手元に、初めはふと星が流れるように…やがて、光の湖が広がるように…溢れるように、呑み込むように、「世界」が煌めきだし、彼らが、そうです彼らがそこで、傷つき、踠き、騙し合い、助け合い、躊躇いながら、苦しみながら、それでも前に進み、焦がれるように、愛し合っていました。

ああ、私はまだ、書けるんだ。

私はそう思いました。思うことができました。松尾さんが、機会をくださったから。ありがとうございます。

そして、『砂漠、薔薇、硝子、楽園、 』の最終場面を描いて、神妙な手つきで、大真面目にクレジットを作った時に、こう思いました、私はこれからもずっと、言い続けよう、そうだ、やっぱり…

私は、お話を書くのが、大好きです。

こんにちは世界は、こうしてまた、書き手として生きながらえて、新年を迎えられます。

支えてくださったすべての方々、なにより、松尾さん、ありがとうございます。

ありがとうございます。

私は、お話を書くのが大好きです!

今日は明日、昨日になります。 パンではなく薔薇をたべます。 血ではなく、蜜をささげます。