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大学生活をより有意義にするために、自ら道を切り拓いている若きイノベーターの共通点と考え方

キャリア大学では「自分の可能性を発見するための、もう一つの大学」をテーマに、社会人の方が講師となって多種多様なクラスを開催しています。各クラスはワークショップや様々な業界で働く社員の方々との交流を組み込んだ参加型・体験型の授業となっています。
今回は実際に参加して得た学びを有意義に活用し、「イノベーターズクラブ(IVC)」としても活動している加藤 朋由さん(慶應義塾大学理工学部)と鰐部 琴さん(三重大学文学部)のお二人にインタビューをしました。

プロフィール

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加藤 朋由さん(以下、敬称略)
慶應義塾大学理工学部3年(2022年5月現在)。環境問題や宇宙開発に興味を持ち、学術的・実践的なスキルの向上を目指してCRRA(シーラ)でインターンシップ中。幼少期に周りの大人に「宇宙に行きたい」「空を飛びたい」と言うと必ず肯定され、とても嬉しかったことがきっかけで宇宙に興味を持つ。宇宙は未解明の部分が多く、可能性が無限に残されているので、今も地球の外側はどうなっているのかということへの探究心がある。

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鰐部 琴さん(以下、敬称略)
三重大学人文学部3年(2022年5月現在)。よさこいサークルとアイデアコンテストの2つに注力。様々な人から刺激を受け、「2年生からでも何か始めよう」と思うようになり、サークルは2年生から参加。アイデアコンテストでは、見ず知らずであった人と何かを作って発表することによって、自分の力を試している。「”住む”を豊かにするモノ・コト」というテーマでアプリの提案を行った。

キャリア大学が視野を広げるきっかけに

ーキャリア大学に参加したきっかけを教えてください。

加藤:宇宙や空に興味があったので、関連する業界については知識をつけていました。しかし他の業界や業種について全く知識がなかったため、知る機会があるならぜひと思っていました。他の就活イベントだと、前情報が必須とまでは言いませんが、「その業界を目指すなら知っていて当然」という質問がしにくい印象がありました。一方でキャリア大学は、ざっくばらんに質問できるところが魅力的でよかったです。

鰐部:大学入学したときの目標として、就活を頑張りたいと思っていました。1・2年生限定のインターンや低学年時にやっておくべきことをネットで調べた時に、検索上位に出てきたことがきっかけでキャリア大学を知りました。コロナ禍で知り合いも少なく相談もできなかったために不安はありましたが、まずは応募してみようと説明会に出てみて、参加を決めました。実際に1年次に参加したグループワークが楽しかったことや視野が広がったと感じたことから、2年生になってからも続けて参加しました。

ー社会人に「聞いてよかった」と思った質問はありますか?

加藤:毎回必ず「仕事は何をされているんですか?」と質問していました。ネットで会社全体の情報は得られるのですが、そこに勤めている社員の方が具体的に何をしているのか、仮に自分が入社した場合どんな仕事をするのかをイメージしたかったからです。このようにリアルなお話が聞けることが魅力で、キャリア大学への参加を続けていました。

ー参加して印象が変化したことなどはありますか?

鰐部:実は、最初は自分の関心のある業界・企業だけに参加するつもりでした。しかし、キャリア大学の説明会で「視野を広げるためにこれまで関心のなかった企業にも応募してくみてください」と言われたので、他の企業にも応募してみました。キャリア大学に参加することで、「人を幸せにしたい」という漠然とした目標に対して自分が知っている方法はごく一部であり、もっと様々な方法や道があるのだと気付くことができました。

他の学生との交流が新たな視点に繋がる

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(加藤さんのインターン先での一枚)

ー実際にキャリア大学に参加してみて学びや気付きはありましたか?

加藤:社員の方だけでなく参加している学生とも話せることが特に学びにつながりました。特にOB訪問では社員と自分の1対1で行われることも多いですが、キャリア大学では他の学生がどのような視点で質問をしているのか、どのような考え方をしているのかを知ることができたことがよかったです。また、どの企業の社員の方も「一生学び続けなければならない」と仰っていたことが印象深く、皆さん仰っていたので納得感がありました。

鰐部:加藤さんと同じように、質問会や座談会で他の学生の質問を聞いて「そんな視点があるのか」と驚かされました。他にも、伝えることの難しさや一緒に何かを作り上げる楽しさを学びました。知らない人と一緒に仕事をする機会は、社会人になれば数多くあると思うのですが、現状その経験が少ないため大変に感じました。実際アイデアコンテストの際にも、話が嚙み合わずに結論に辿りつけない会議が何回もありました。その時にキャリア大学のサマークラスで教えてもらった、嚙み合っていない時は文字にして相互に理解できる状態にするとよいというアドバイスを実践しました。オンラインでもホワイトボードなどを使って、お互いに書いて読む作業を取り入れるようにしています。

ー今チャレンジしていることや、これから取り組んでいきたいことはありますか?

加藤:もちろんビジネスの知識や経験、アイデアの創出も大事ですが、まずは大学でアカデミックな学びをすることがとても大事だと思っています。実用的かどうかは別として、大学の勉強で得られるものは人生において大きな役割を果たすのではないかと考えているからです。これからは、地球温暖化対策や宇宙開発にもより力を入れたいです。いつか火星に行きたいと思っています。

鰐部:最終的には、幼い時からぼんやり思っていた「人を幸せにしたい、笑顔にしたい」という目標を叶えたいです。その方法の中で、一番自分に向いているもの、自分もやっていて「楽しい」「幸せだ」と思えるようなものによって目標を実現したいと思うようになりました。ですので、今後は一番そのように思える自分なりの方法を探していきたいです。

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(鰐部さんのビジネスコンテストプレゼン時の様子)

ー最後にこれから大学1年生になる方や後輩に向けて、メッセージをお願いします。

加藤:特に大学1・2年生は自分の将来や今後の未来への不安があるとは思いますが、今目の前にあるやらなければいけないことや自分の好きなものを見つけて、とにかく行動してみることが大事だと考えています。

鰐部:まずは怖がらずに少しでもやりたいと思ったことはやってみて欲しいということです。「好きであれば続けられる」という言葉はその通りだと思っています。しかし好きなことがわからなかったり、どうしようと悩んでいたりする人もおそらくいると思います。そのような方も、色々な世界を見たり体験したりすることで、少しずつ自分の方向性がわかると実体験から感じているので、皆さんにもとにかくやってみて欲しいです。




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