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「今」読みたい8年前の本。

この記事は、2020年3月にSAGYOメンバーの岩崎が個人アカウントに書いたものを転載しています。


オリンピックの延期が決定し、今後の景気低迷もはっきりしてきましたね。

今回のことで、海外への生産委託に対する危機感を国内各メーカーが感じ始めています。

SAGYOは元々ほぼすべての商品を国内且つ近場で行っている為、すぐのすぐは生産に影響はありません。。(靴下と雨衣だけ関西製ですが、1日で往復出来る距離ではあります)

ただ、今後多くのメーカーが国内に仕事を戻そうとした時、既に国内のプレーヤーが少なくなっている状態なのに私共のような小さなメーカーの依頼は受けてもらえるのか、生産側が一時の発注欲しさに悪い条件をのんでしまうんじゃないか等々気がかりではあります。

そしてしばらく消費の抑制が続くと、倒産も出てくるでしょうね。

メーカーが衣類をつくる為には、数十社、少なくても十数社との関わりが発生します。
SAGYOは中間業者を使わず、全工程直接取引をしているので担当者の顔が分かりますが、そうでないメーカーも多く存在します。

というか、中間業者(いわゆる振り屋さん)に頼っているメーカーの方が多いかもしれません。
重要な役割を担う1社(でも詳細は知らない)が倒産したとなると、把握に時間がかかる上、メーカーが主体的に差し替え出来ず混乱が生じるのは目に見えています。特に、中小規模のとこは…。

今は業界の心配をしていますが、明日は我が身。

オンラインストアでのお買い物をより充実した時間に出来るよう、メンバーとも日々協議しています。

まぁ、考えだしたらキリがありませんよね…。

今日は、私同様先行きに不安をお持ちの方に、SAGYOの原点である「ナリワイをつくる」という本をご紹介します。

SAGYOメンバーの伊藤洋志が2012年に上梓したもの。
8年前の本なので今と状況が違う場面もありますが、今まさに読むべき示唆に富んだ本だと思います。

現在は文庫や電子書籍版も出ていますし、大体の図書館で借りられるはずなので、気になった方はぜひ。

私もこれから読み直します。

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