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グッバイフジヤマを離さないで抱きしめてね

題名にある通り
「グッバイフジヤマ」というバンドが大好きなのです。
彼らは日本のロックバンドで、作詞作曲全てボーカルの「中山卓哉」さん。音楽的にはオザケン・ゴイステ・銀杏・andymoriとかの影響を受けていて、
''ポップス×パンク×渋谷系''が融合した唯一無二の私の中の特別なのです。。オルタナティブ・ポップスの要素がある曲もありつつ、渋谷系の思わず体が揺れて踊ってしまうような曲もありつつ、デカい音鳴らすぞー!てな感じのぐっちゃぐちゃのパンクもありつつ。残念ながらもう活動は終了してしまったけれど、「愛しておくれ」という言わば後継のバンドと「星めぐりのこどもたち」という不定期バンドで歌い繋いでくれていて、わたしたちをいつまで経っても離してくれない曲たち(音楽)があります。

グッバイフジヤマがカルチャー的に影響を受けているものとしては江口寿史さんやおやすみプンプンやグミ・チョコレート・パインなどからで、「ひばりくんの憂鬱」なんてストップ!ひばりくんの大空ひばりくんへの曲だし、CDの帯は原作者の江口寿史さんから頂いたりしてて豪華。
「やまぐちみかこに騙された」はグミチョコに向けての曲だし、作家の大槻ケンヂさんが名前を出してインタビューに答えたりしていたり。歌詞と元の媒体をにらめっこしながら読むと倍面白いしだんだんと曲にもっと!愛着が湧いてくる、楽しい。

そして彼らは「ザ・サブカル」バンド。
昔はアンチサブカルだったけれど誰がなんと言おうとサブカルド真ん中。

ダボダボの水色のパーカー着て猫耳ヘッドフォンつけてるようなあんな甘ったるいものじゃなくて、脳味噌パッカーンってしたら初恋のあの子が死ぬほど好きでどうにかなりそうだよクラスの陽キャがあの子と話してて殺したいよ今日もあの子のこと想いながら寝るや夢で逢えたらいいな 的な、本当に勝手な解釈だけど。でもね、ぐっちゃぐちゃな気が狂いそうな呪いをポップなメロディーで早口に歌いあげちゃうんだよ。歌詞とメロディーが真逆なの。
例えばコレ↓。

やまぐちみかこに騙された! \Hey !/なんて賢三の気持ちを考えたら残酷すぎて泣いてしまう。でもこれすっごくライブで盛り上がるんだって。本当だったら号泣ソングでもいいぐらいなのにさ、ネチネチ呟くぐらいしてもいいよね。グミ・チョコレート・パインってそう言うものだと思ってるからさ、笑 歌詞死ぬほど重たいのにポップで明るい曲調でぶっ飛ばしちゃうんだ。

かと思えば
「この胸いっぱいの愛を きみと分かち合えたなら」 って純粋なラブソングを吐露したり、「きみが死にたいときにはぼくが一緒に死にたくなるから」ってゴリゴリなパンクのメロディーで叫んだり、時期によって目まぐるしく進化していたから飽きないんだ。ざっくり分けると最初パンク→ポップス→パンク って感じかな。色んなグッバイフジヤマが見れるんだ、パンク調の曲はどれも叫びたくなる衝動が潜んでて深夜、自室にて何度拳を握りしめたか分からないよ。なかやまさんの曲に何度泣かされたか、眠れない夜のお供は中山さんの音楽。私のたいせつな親友です。音楽に何言っても嫌われないからいいよなあ、これからも末永くよろしくお願いします。

気が狂いそうなぐらい好きなバンドの好きなところだけを書いてみました。けれどぽっかり抜けちゃってるところとかあるんだろうな、かなしい。グッバイフジヤマの事が大好きでかけがえのない存在で、でももう見ることはできなくて。このもどかしい気持ちは文字におこさないと収まらないんだ。言い訳みたいなものです 生きてるかぎり彼らの曲は死なない Thank you for by boredom music!!!

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