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nightingale

4th Full Album "swing in the dark" から最後の先行配信リリースです。

ボイスメモを辿ると、8/13のスタジオでこの曲の雛形が出来ていました。
どういう経緯でこういう曲をつくろうと思ったのか、いまいち思い出せないんですが、
この頃にはアルバムの全体像をなんとなくイメージしながら、欲しいピースをつくる過程だったと思います。
ちなみにこの曲の仮タイトルが "swing in the dark" でした。

僕的には、作曲においてこういう3拍子的なリズムはあまり得意ではなくて、普段つくることのないタイプの曲ですが、
今までやったことのない要素として、ソウルやジャズのムードを持った静かな曲をつくろうというチャレンジでした。

意識としてあったのはこのあたりの曲たちかなと思います。

ビリージョエルは父のフェイバリットで、よく実家にいる頃聴いていましたが、USのソウルやジャズのムードは、もともと自分の中に色濃くあるテイストではないので、ある種の憧れみたいな気持ちでメロディーをつくりました。
(今回のアルバム制作では、そういうモードで曲をつくるのが楽しく、結果今までにないテイストの曲が多数収録されていると思います。)
「ニューヨークの夜景」的な情景をイメージしていましたが、歌い出しとかはどことなく玉置浩二さん的になったと思います笑

スタジオでセッションしながら土台をつくりつつ、アレンジは僕の家で、つのけんと相談しながらリズムまわりを組み、たかしのギターも家で録りました。
A&Rいとうさんの提案でSaxを入れようということになり、missing summerでもお力添えいただいたTRI4TH藤田さんに最高にセクシーなSaxを入れていただきました。
(missing summerのときのSaxソロがあまりに最高だったので、藤田さんに「自由に吹いてください!」となんともざっくりで贅沢なお願いをし、吹いていただきました)

この曲、アルバムの中でも個人的にはイチ押しなのですが(いちばん自分の中で新鮮だから)、とりわけお気に入りポイントは、同じセクションの繰り返しがないことです。
実質サビが2つある構成で、A→B→→サビ1→サビ2と展開して、そのままアウトロで終わります。
定石的なサビの繰り返しがなく、曲もスローなのに3分半と短めですが、この構成以外ない!と思いました。
お決まりのパターンに捉われることなく、自由でよりよい曲のかたちを常に探していたいと思います。

歌詞は最初僕も何パターンか書いていたのですが、延本が書いた歌い出しのフレーズが何より深く印象的だったので、そちらを採用しました。

この曲も含め、今回のアルバム収録曲は打ち込みの音が多くなっていますが、
音源とまったく違うよさがライブで表現できてとても面白いです。
この曲も、先日の配信ライブで生演奏して、それを強く実感しました。

寒い冬の夜に沁みる曲になったと思います。
アルバムに先駆けて、ぜひじっくりお楽しみいただければと思います!

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