【平日更新】タイランド日本語教師の日常#16 中級へ行こう3課/初級スピーチ

2021/03/08

【定期】その日の授業の所感・雑感などを書き綴っています。教案は、詳しい内容は書きませんが、文型の注意点や生徒からの質問などを載せていきます。(コメントで質問をいただければ、詳細を書きますヽ(´ー`)ノ)使用している教材は「みんなの日本語」の30課以降くらいからを担当しています。その他、スピーチ/作文/文化体験/聴解 などもやってます。


【中級へ行こう 3課】

今回の文型は、Aは(まるで)Bのようです。

教えながら思いついたことなんですが、初めて見たものについて感想をいう場面だなと思いました。

同じ課で扱う (下位語)は~のような(上位語)です は、相手の知っている(上位語)で(下位語)を説明します。 e.g. カノムチーンはそうめんのような食べ物です。

で、両者の使用場面をはっきりと言わなかったんですが、教えながら両者の違いが見えてきました。ひらめきというやつです。

きちんと例文を精査したわけではないんですが、このひらめきを次回教えるときにチェックしてみようと思います。


【スピーチ 発表】

続いて5年生のスピーチ発表でした。テーマは「タイで1番の〇〇 with インタビュー」

テーマ、なんのこっちゃでしょ(笑)

つまり、「タイで一番高い山はドン・インタノンです」とか「一番長い川はメコン川(タイ語ではコン川)です」などは、客観的事実です。今回のスピーチでは、人それぞれ違う「No.1」をインタビューしてそれに対してどう思ったか、をスピーチにします。

つまり×2「Aさんは、トムヤムクンがタイで一番おいしいと言いました。『私もそう思います』or『私はインタビューしてびっくりしました』」といった内容を書きます。

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このような、A、B、Cのパラグラフ・ライティングです。段落3つです。

面白いな、と思った学生のスピーチは「No.1の卓球選手」「No.1のデパート」「宝くじが当たったときの使いみち」etc  こういったテーマだと生徒も書きやすいようです。

初級の学生にスピーチを教える機関(学校)は、かなり少数派だと思います。外国語学部のある大学では教えるのかな? いちばん大変なのはテーマを考えること。副教材で、本文を読んだ後作文を書こう、というものがありますが、日本国内で多国籍教室を想定した内容で全然参考になりません。(しかもつまらない)

日本語教師の”データベース”的なもので、受けの良かったテーマ、受けの悪いテーマ、優秀作品など並べて見られると良いですよね


【おまけ】

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日本語教師の休日。楽しいですよ。なおこのあと、農道の脇にスマホを落としてしまい、探すのが大変でした(ヽ´ω`)

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