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OpenAI が ChatGPT Enterprise をアナウンス

AI関連の動きは目が離せませんね!。 
簡単にまとめてみて、コメントを書かせていただきます。
今まで、現状ではPlus会員では月額US$20ドルで利用可能ですがそれでもセキュリティーの問題などが有りましたが、どう対応していくのでしょう。
オフィシャルサイトを見ながら要約してみました。

ChatGPT Enterprise is available today


OpenAI 8/23 にエンタープライズ版をアナウンス

OpenAIは、企業向けのChatGPT Enterpriseを発表しました。
この新しいバージョンは、エンタープライズレベルのセキュリティとプライバシーを提供し、GPT-4への高速な無制限のアクセス、より長いコンテキストウィンドウ、高度なデータ分析機能、カスタマイズオプションなどがありますと言う事です。

特徴は?

特徴をまとめると3点になりますね。

  • ■ エンタープライズレベルのプライバシーとセキュリティ

    1. データの所有権: 企業はChatGPT Enterprise内でのビジネスデータと会話を所有し、コントロールします。OpenAIは、ユーザーのビジネスデータや会話でモデルをトレーニングしない。

    2. 暗号化: すべての会話は転送中と保存時に暗号化されます。具体的には、AES 256でデータを静的に暗号化し、TLS 1.2+でデータを転送中に暗号化します。

    3. SOC 2準拠: ChatGPT EnterpriseはSOC 2(Service Organization Control 2)に準拠しています。これは、セキュリティ、可用性、プロセス完全性、機密性、プライバシーに関する厳格な監査基準を満たしているおすです。

    4. 管理コンソール: 新しい管理コンソールがあり、チームメンバーを簡単に管理できます。ドメイン認証、SSO(シングルサインオン)、使用状況の洞察など、大規模なエンタープライズへの展開を容易するそうです。

  • ■ 高速なGPT-4への無制限のアクセスと分析

    1. 無制限の使用: ChatGPT Enterpriseは、使用制限(キャップ)を一切設けていません。これにより、企業は必要なだけGPT-4を使用でき、大量のデータや問題に対しても柔軟に対応可能です。

    2. 高速性: ChatGPT Enterpriseは、通常のGPT-4よりも最大で2倍高速です。これにより、企業はより迅速に情報を取得したり、問題を解決したりすることができます。

    3. 32kコンテキスト: このバージョンでは、32kのコンテキスト(入力として受け付けるテキストの長さ)が許可されています。これは、通常のバージョンよりも4倍長い入力を処理できることを意味します。

    4. 高度なデータ分析: ChatGPT Enterpriseは、以前は「Code Interpreter」として知られていた高度なデータ分析機能も無制限に提供します。これにより、技術的なチームも非技術的なチームも、秒単位で情報を分析できます。

    5. APIクレジット: もし企業がOpenAIを完全にカスタムソリューションとして拡張する必要がある場合、ChatGPT Enterpriseの料金にはAPIの使用に必要な無料クレジットも含まれています

  • カスタマイズと組織に合わせたテンプレートの共有

    1. 組織固有のワークフロー: ChatGPT Enterpriseを使用する企業は、自分たちのビジネスプロセスやワークフローに合わせてAIをカスタマイズできる。これにより、企業は特定の業務要件に対応した独自のソリューションを作成することが可能となる。

    2. テンプレート共有: この機能を活用すると、企業は一般的なワークフローをテンプレートとして保存し、チーム内で共有できる。これにより、効率的な作業が可能となり、新しいメンバーも既存のワークフローに迅速に適応できる。

    3. コラボレーションの促進: テンプレート共有機能は、チームメンバー間でのコラボレーションを促進する。一度テンプレートが作成されれば、それを基にしてメンバーは新しいアイデアを追加したり、既存のプロセスを改善することが容易になる。

    4. 効率と一貫性: カスタマイズとテンプレート共有により、企業は業務の効率を高めるとともに、作業の一貫性も保つことができる。これは、特に大規模な組織や複数の部門が関わるプロジェクトにおいて有用である。

    5. データ駆動の意思決定: カスタマイズされたテンプレートは、企業がデータを効果的に収集し分析する手段ともなる。これにより、より精度の高いデータ駆動の意思決定が可能となる。

費用

費用については、具体的な情報は無いようですが、ユーザー数やアクセスレベル、APIクレジット、あとサポートや契約期間などで変化していくのだと思います。


考察

OpenAIが企業向けのサービスを始めるのは、まさに時代の流れですよね!

企業を人の体に例えるなら、これまでの社内ネットワークや各種システムは、まるで神経系を築いてきたようなもの。それは光ケーブルなどのインフラに依存しています。

そして今、AIの進化はそれだけじゃない。生成AIを使って、まるで「小脳レベル」のことまで手がけるようになっています。この生成AIがOpenAIに依存するのか、それとも他のオープン系AIと共存するのか、すごく興味深いですよね。

北米や欧州では、独占禁止法のような規制も考えられる時代。今のところ、そういう動きも見えてきています。

でも、まだこれは始まりに過ぎないと思います。群雄割拠の状態が続いているような感じです。

最後に、小さな企業でも、毎日新しいことを学び、戦略を練っていれば、面白いことができる時代が来ていると、わくわくしますよね!

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