マッチングアプリを使ってみた結果
結論から申し上げますと、誰とも付き合いませんでした。
とても恥ずかしいけど気付くことが多々あったので、めちゃくちゃ赤裸々に書いていきたいと思います。まあ恥ずべきことでもないかもしれませんが。
マッチングアプリを使おうと思ったきっかけ
マッチングアプリを使おうと思ったきっかけは、何となく人と会う予定が欲しかったから。つまりただの暇つぶし。そこまで本気で恋愛がしたかったわけでもないです。が、あわよくば…という気持ちは少しありました。
ここでまず、怒られそうですが本気度が低いです。いい歳して何を言っているんだよ、と言われかねません。
きっかけの話に戻すと、引っ越してきてから職場の人以外に全く人脈もなく、友達もいない状態で過ごしてきて、少し寂しい気持ちもあったからです。
マッチングアプリの登録自体は1年ぶりぐらいです。1年前、まだ地元に住んでいた時に使っており、初対面で付き合おうと言われたり手を握られたりした経験が何度かあり気持ち悪いな…と思って辞めて以来です。告白を断り切れず承諾してしまい、大変なことになったのでトラウマになっていました。
ちなみにその前は4年前に登録していました。その時はお付き合いに至った人がいて、約1年ほど付き合っていましたがよくわからない理由で別れました。今回の記事ではこの話は割愛します。
昔、マッチングアプリを使っていた職場の後輩が、知り合った相手と会うことを「面接」と呼んでおり、おもしろいので私も面接という言葉を使わせてもらうことにしました。以降、相手と会うことを面接と表記させていただきます。
では、早速ですが面接の話です。1ヶ月の間に3人と面接をしましたので、1人ずつエピソードを綴ります。
1人目:Aさん
1人目は隣の市に住む同い年のAさん。待ち合わせ場所はお互いの家の中間地点ぐらいの駅で、カフェでお会いしました。
見た目は写真通りでした。男性は基本的に写真を盛ったりしませんよね。ちょっと髪型が違うぐらいで特に違和感を感じませんでした。
会話もごく自然で、世間話や自己紹介的な話で普通に楽しかったです。職場の場所も近く、おすすめのお店を教えてもらうまでの話をしました。
次に会う予定は立てず、LINEだけ交換して解散しました。ですが、ここからのLINEのやりとりで、Aさんを拒絶したくなります。
「今日はありがとう」のあとに「実は言ってなかったことがあって…」と切り出され、きっと離婚歴か何かプロフィールに表記していなかったことのカミングアウトだろうと思い、続きを聞くと、やはりそうでした。離婚歴があり子供はいないとのこと。私は離婚歴がある人と付き合ったことがあるので別に気にはならないのですが、正直プロフィールに書いていないのはずるいなと思いました。
この時点でやや誠実さに欠けているなと感じました。さらにここから、もっとドン引きするような内容が送られてきます。
「彼氏いなかった期間は誰ともセックスしてないの?」「付き合ったらどのぐらいセックスするの?」
という、信じられない質問が…
デリカシーに欠けているというか、普通に性欲が強くてそういう目的だったのかなと思ってしまいました。気持ち悪くてスルーしていたら、LINEではなくマッチングアプリのメッセージで「LINE返してくれなくなったね」と送られてきました。
さすがに無理すぎて、通報しました。もちろんLINEもブロックしました。世の中にはこんな最低な人もいるんだな、と勉強になりました。
職場が近いため、ばったり会わないか毎日冷や冷やしています…
2人目:Bさん
2人目は同じ市に住む4歳下のBさん。こちらもお互いに行きやすい場所にあるカフェでお会いしました。
こちらの方はプロフィール写真が少しわかりづらく、会った時に「ああ…」と察しました。身バレ防止のためわかりづらい写真にしたくなる気持ちはわかりますからね。
こちらも普通に世間話などをしていました。年下の割には落ち着いていて、やや一方的に私が喋っていても笑顔で聞いてくれるので、印象としては良かったです。でも少し幼いところもあるなと感じました。
LINEの交換は特に言われなかったので、マッチングアプリのメッセージでお互いにお礼を伝えました。ここで次に会う約束を打診されましたが、メッセージの途中で返信をやめてしまいました。
理由は、自分でもよくわかりません。確かに見た目はタイプではないけど優しかったし、家も遠くないしいつでも会えそうな感じはするので断る理由は特にありません。
でも何となく、本当に何となくですが、付き合える感じはしなかったのです。この人と、車で出かけたり家に行き来する関係になれるのか?と考えると、少し違いました。
ケーキをご馳走になったのに、申し訳ないけどメッセージを中断して、期待させないようにブロックしました。
3人目:Cさん
3人目は住む場所がめちゃくちゃ離れていました。距離にして200キロほど、車で片道2時間半かけて私の住む市内まで来てくれました。
来てくれたこと自体は嬉しいのですが、逆に私が相手の住むところの近くまで行こうとすると新幹線に乗るか何時間もかけて在来線に乗るしか手段がありません。それでも面接を申し込まれ、距離を理由に断るのも…と思い、こちらまで来てくれることになりました。
写真通りの人が現れ、ホッとしました。会う前に通話をしていたのである程度の自己紹介は済んでおり、共通の趣味の話題で盛り上がりました。
同い年で10年以上彼女がいなくて、つい最近マッチングアプリに登録して、女性と会うのが初めてとのこと。初めての相手がこんなに遠く離れたところに住む私でいいのかと思いました。
地域差があり知らない場所にわざわざ車で来てくれたので仕方ないのですが、車を停めた駐車場がわからないと言い出し、一緒に探してあげることにしました。私もそこまで土地勘がないため、雨の中たくさん歩いて駐車場を探し、見つかりました。
会話自体は楽しかったのに、こういうところで頼りなさを感じ、いい人だなと思っていましたが少し冷めてしまいました。
会う前にLINEを交換していたので、やりとりもスムーズでよかったのですが、「次はこっち(相手の住む県)を案内するよ」と言われ、こちらも何となくですが行けない気がして返事を返せていません。
どうして次に会えないのか、やはり理由が浮かばないのですが、こちらもBさんと同じで付き合える感じはしなかったのかもしれません。
あとは、面接を受け入れはしましたが、今後付き合うとなると距離はやっぱりネックだなあと薄々感じていたからでもあります。どんなに相手が私を好きでも、同じ温度感になれないのであれば、来てもらうことに私が負担に感じる気がしました。
Cさんとは会う前から同じゲームをしているということでゲームでも繋がりを作ってしまいました。会って解散してからLINEを返さないのにゲーム上でオンライン表示になっていることが気まずく、非常に申し訳なく思いながら繋がりをすべてブロックしました。今思えば、会う前に開示する個人情報は限定すべきだな、と…
可哀想かもしれません。往復5時間も車を運転して見知らぬ土地に住む私に会いに来てくれたこの人に限っては、連絡を遮断することをとても心苦しく思いました。でも、いくらいい人でも付き合うとなると別なんだな、と割り切るしかありません。
使ってみて思ったこと
生半可な気持ちで使い始めてしまったマッチングアプリ。
学んだことは、恋人を見つけるためのプラットフォームで知り合った相手は「付き合うか否か」で判断してしまい、よっぽどときめく相手でない限り2回目会うことができない、ということ。悪く言えば、1回で見切ってしまう癖があります。相手のことを付き合えるかどうか判断するには1回では厳しいです。が、だいたいのケースは1回で違和感を感じ、次に繋がりません。そこを妥協というか、目を瞑ることができればいいのですが、我慢するのはお互いに時間の無駄だと思います。
私がただ拗らせているだけだろう、とも思います。もうどんな相手がいいかなんてわかりません。理想が高いだけなのかもしれませんが、その理想も言語化できません。
恋人を何がなんでも見つけたいという気持ちがないのと、いかにも出会いの場であるマッチングアプリでは人を付き合うか否かで査定してしまうので、やっぱりもう使いたくないなと思いました。とても勉強になりました。
長くなりましたが読んでいただきありがとうございます。
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