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とりあえず決まったものの喜び半分

パートで面接を受けた会社から採用の電話がありました。

面接当日、ほぼ決まりのように聞きましたが、先日「行きたい!」と思った会社でも、半分決まったかのような言い方をされましたが、ダメでした。

お金は口座に入金されるまで自分のものではありません。
経験上、採用も通知があるまで決まりではありません。
悲観的なのではなく、単に現実的なだけです。

フルタイムが希望なのですが、試用期間の3ヶ月間はパート採用なので週3回1日6時間、交通費なし、社会保険もない。

断ろうかと思いましたが、3点、気に入ったことがありました。

1点めは定年が65歳、延長して68歳まではたらけること。
もうひとつは残業がほぼなさそう。
最後に人事担当者が外国人で、おそらく同僚になりそうな人に障碍者がいたことです。

こういう企業なら、年齢とか国籍とかといった属性ではなく、個人を見るのではないかという期待がもてます。
もちろん、嫌な言い方をすれば助成金目当ての可能性もある。わたしも60歳なので、条件があえば企業に助成金が入る対象になります。

で、上の3点をふまえて、面接が終わったその足でハローワークへ。パート勤めをしながら支給が継続されるか確認するためです。週に3日×6時間だから18時間、保険もない。

これで「就職おめでとうございます」と言われても実感がありません。

結論から言うと、OKでした。支給ありです。

とはいえパートをしながら先送りしても年末には支給は終わり、試用期間が終わる1月20日までもちません。年末年始にかけて10日ほど単発でアルバイトをするなどWワークを考える必要があります。

夏頃から本格的に週2回くらいアルバイトをすれば良かったのですが、まさかこんなに長引くとは思っていませんでした。予想が甘かった。

それでもコロナ禍のため、支給延長の対象になったことを感謝するべきだと思っています。
それと最低限、誕生日までに、つまり60歳のうちには採用されたいと思っていたので、それはかないました。

ただ、まだパートで採用されただけです。試用期間が過ぎた後、どうなるかわかりません。条件もわからないので、ほんとうにこの会社に勤め続けるべきかどうかもわかりません。

たしかに勤め先としては好感をもちました。非正規とはいえ、直接雇用には違いありません。仕事もこれまでの経験を活かせそうです(先方にはむしろオーバースキルと言われました)。

でも、なにごともやってみないとわかりません。これ以上、先のことを考えても無駄なので、パート先の会社については行ってから考えます。

支給も続くので、仕事探しも続けます。きょうも派遣会社に送るスキルシートを書いています。そうしたら、思いがけない情報が…。

以前からハローワーク以外に仕事の相談、とくに60歳以上の人の窓口がないかずっと探していました。コロナ禍でなければ、シニアの求人市場を対象としたセミナーなどもあったようなのですが、オンラインを含め、わたしが必要としているようなものはほとんど見つかりませんでした。

シニアの求人サイトというと年収1200万か120万のどちらかになりがちです。

1200万の年収にふさわしい大きな権限を持つということは、やりがいとともに、とてつもないプレッシャーと闘うことでもあります。

そういうのは55歳までに散々やってきたので、もうやりたくないのです。
その頃、平日はほぼ24時間(冗談ではなく)、仕事でした。

好きなことをしてきたので、悔いはありません。

いまはもうすこし、時間に余裕をもってはたらきたい。せめて夜8時には家にいて、本を読んだり、趣味や勉強も楽しみたい。

それはこの求職活動をとおしての実感です。決して贅沢な望みだとは思っていません。かといって年収120万ではいずれ生活が破綻するでしょう。

でも、いまはそういう格差がひろがっていることがよくわかりました。

思いがけない情報については、後日、さらに情報を集めてくわしく紹介します。良い話につながりますように。

わたしの求職活動はまだ続きますが、負けません。自分の人生ですから。


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