見出し画像

はじめての大腸カメラレポ

※ちょっと汚い話になります※

 健康診断で引っかかってしまいました。
 以前の私だったら採取時に便秘気味だったし切れ痔だろうで済ませて精密検査なんぞ行かなかったと思います。
 しかし、去年の秋ごろに腹をやっちまっていた(詳細は2023年振り返りnote参照)ので流石にちゃんと検査しとくか…と重い腰をあげました。
 検査に対する不安と恐怖はありましたが、noteにレポでも残せれば行った甲斐はあるかもしれないとよく分からない思考になったため執筆をする。


▼検査前(予約~検査2日前)

 さて検査するか!と思いたち、近場で評判の良いところを探しました。見つけた病院は24時間対応できるネット予約が可能!電話苦手な民には非常に助かります。
 検査だけの予約もできましたが、初めてなのでしっかり検査前診察的なのも受けたほうが良いと書かれていたのでそれに従い予約。
 あとはその日を待つばかり。

 診察の日、現地が近くなってくるにつれて私の不安が爆増し(その日検査するわけでもないのに)、冷や汗と喋りが止まらなくなります。
 初めてなので怖い、痛かったらどうしよう、寝てる間に全部終わんねえかな…などと頭の中でぐるぐる。(その日検査するわけでもないのに)
 ついてきてもらっていた夫になだめてもらいつつ、病院が入ってるビルのエレベーターに乗り、いよいよ病院の階に到着。

 扉が開くと院内は病院!という感じの内装ではなく、落ち着けるような空間になっていたので私の心もなんとか落ち着くことができました。ソファがふかふかだった。
問診は既にWEBで回答していたため、受付はスムーズに進みました。WEB予約サイコー!
 スムーズに進みすぎて「今から検査する日の予約できますよ~」
と言われて、「い、今!?」と焦る。早めに終わらせたいと思い、次の週の土曜日に検査を入れてもらった。その後は呼ばれるまで資料に目をとおしたり書類を書いたりと待ち時間を潰していました。
 そうこうしているうちに自分の名前が呼ばれ、さっきまで落ち着いていたのにまた心臓がふわふわし始め、また落ち着かなくなってしまいました。
 何か聞かれるかな、大丈夫かな…とそわそわ。一応、健診の結果も携えて行ったものの診察はあっさり終わる。
 緊張していたのと、あまりにもあっさり終わりすぎて「胃カメラもやりますか~?」と訊かれたことしか覚えていない。胃カメラはやらない。
 その後は前日と当日に何をするのかということで、下剤と検査前食について説明を受けました。
下剤は500mL×2を貰いました。ペットボトルに書いてある目安線分をコップに注ぎ5分ほどかけて飲んでてくださいとのこと。1杯にそんな時間かけるのか…とは思ったけど薬だもんね。
検査前食は3食分を貰いました。

お腹にとてもやさしそう(小並感)
 説明を受けた後、お会計して下剤と検査前食を受け取り終了。シンプルなデザインのトートバッグに入れてくれたので、見た目は買い物帰り。でも中身は1Lの下剤と健康そうな食事である。

 外出たし、帰りはどこか寄りたい気持ちもあったけど不安や緊張で心が落ち着かなかったのでとっとと帰りました。
 帰りの電車でふと、確かに下剤を飲むとは聞いてたけど、この下剤ってどうなんだろうとTwitter(現:X)で検索したのが間違いだった。
 色々マイナスなツイートはありましたが、その中でも「吐くほど不味かった」というツイートが私の中で強烈に印象に残ってしまいました。
 私は重度ではないが嘔吐恐怖症で、吐くことが本当に無理な人間。言葉で伝えるには軽い言葉になってしまい上手く伝わらないんだけど、人が咳き込むだけで体が恐怖でビクッと震えるときがあるし、嗚咽をきくだけで冷や汗が止まらないし、最近では吐き気がするだけで深夜に大泣きするほどダメになっている。(Twitterで検索したら同じような人がたくさんいて安心した)
 なので、不安の対象が、痛かったらどうしよう…など検査の不安なんかより下剤を飲むほうにシフト。一気にメンタル不調になって、足の汗がめちゃくちゃ出るし、寝れないしで散々。

 いつもだったら一週間長すぎだろって思うのに、下剤飲むのが嫌すぎるせいか爆速で日々が過ぎ、気づいたら木曜日。好きな飯を食えるのも今日が最後なんだァ…と勝手に絶望している。(大袈裟)
 絶望しててもその日は無情にもやってくる。なのでちゃんと準備をしておこう、と思い仕事が終わって買い出しへ。

お水2L×2と紙コップ。(ちいかわは違う)
 お水は、前日に2Lしっかり飲んでください!とあったので購入。下剤飲むときも下剤と水を交互に飲むかんじになりそうだったのでもう一本追加。
 紙コップは、Twitterで検索したときに「コップに下剤の味が残ってて萎えた」というツイートを見たのと下剤に使ったコップは今回のことを毎回思い出してしまいそうなので使い捨てのものが良いと思い購入。

最後の晩餐(大袈裟)は、味の素の餃子にした。木曜日はいつも餃子なので、5月のスプラのフェスで選んだいつもどおりの日常を過ごしてみた。
次の日はまだ検査前日なのに落ち着かない気持ちは拭えず、でも普通に仕事があるので無理矢理就寝。ポケスリでエンテイのおこう炊いたし、捕まえるのを楽しみにしておこう……とも思いながら。

▼検査前日

 来てしまった………前日が……。今日は検査前食を食べなければならない。
 あ、エンテイは無事に捕まえられました。

カワイイカワイイネ

 改めて、検査前食のカロリーを見たのですが…

3食で670kcal?!!!?!??!?

検査後に買いました 美味しかった

ペヤング1食のカロリーよりちょっと多いぐらいじゃん?!?!?

 というのが最初の感想。
 夫が「夕飯にペヤングでも買ってこようかなw」などと抜かしたので、私が怒り狂うから外で食ってきてくださいという最悪のお願いをした。

 朝起きてさっそく作りました。(温めただけだが)

〇鶏とたまごの雑炊

うんうん、香りは良い感じ。
そう思いながら雑炊をすくったスプーンを口に運ぶ…。

味薄っっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!

 いや、分かってたけど…分かってたけど!!
 とは言いつつ、朝ごはんの量としてはちょうど良かったしヘルシーな味がして美味しかった。
 その日は、朝から仕事が立て込むことが分かっていたので腹を空かせまいと一時間くらいかけて食べました。ごちそうさまでした。

 のんびり食べた甲斐もあり、お昼休憩にちょうどお腹が鳴りました。

〇たまごがゆ と じゃがいものそぼろあんかけ

 正直、これも味薄いんだろうな…と思いながらスプーンを口に運ぶ。
 たまごがゆは朝ごはんと同じぐらいの味の薄さだったけど、そぼろあんかけは本当に普通に美味しかった。味を感じた。
 しかし、味を感じてしまったことにより脳は「もっとよこせ!!!」と要求してきたため、腹六分ぐらいの気分だった。
 昼ごはんの量としては結構少ないので腹六分になるのは間違っちゃいないとは思うが。

午後3時半を過ぎたあたりで血糖値が下がってきたのかめちゃくちゃ空腹感を感じてきた。それはもうめちゃくちゃお腹が空いている。
 いつもだったら、家にある軽食でも食らって残りの仕事をダダダダ~~~~と片付けているところだったけどお腹が空いて全然集中できない。お腹が空いてイライラする。時間が経つのがめちゃくちゃ遅く感じる。
 正直、検査前は15時くらいに腹減って集中でき無さそうだから時間休取ろうかなと思っていたのですが普通に忘れてました。後悔。
 けっきょく過去の私のせいで仕事はあるので、なんとか力を振り絞って残りの仕事を片付けて退勤。おつかれさまでした。

 さて、夕飯は何時ぐらいに食べようか…いま食べるとと夜に絶対お腹空くよなぁと考えていました。現に前日の内容を執筆している今、お腹が空いてきています。空いているということは、何時に食べよう…と考えたときには「うるせえ!!!!!!私はずっとお腹が空いているんだ!!!!!!!食ってやる!!!!!!!!!」と誰にキレてるのか分からないけど内心荒れていたので、すぐにレンチンをしました。

〇クラッカー と ビーフシチュー

 このお食事セットを貰ったときから思ってたんだけど、明日下剤飲んで中身を出すのに……いや何でもないです、本当です。
 とにかく腹が減ってた私は無心で食いました。これは本当に美味しかった。クラッカーつけて食べるの、ちょっと良いなと思った。
昼飯同様、美味しかったので脳の要求が激しくてあんまり満腹感はありませんでした。

 夕飯も食べたので、歯を磨き、お風呂を済ませる。気合い入れるぞ!(?)と思い、風呂で眉毛を剃りました。なぜか。
 やることがあと寝るだけになってしまった………。いやだ…つらい…。オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)下剤飲みたくないでござる!!!つらいでござる!!!!!!
 それでも寝るしかないのだ…と21:00に飲む下剤を飲んでおやすみ…。

※ここからマジで汚いです※

▼検査当日(朝)

6:49
 おはようございます。いまこれを書いてるのがこの時間です。
 寝たくなさすぎていつもより就寝時間は遅かったけど寝つきは良かった。でも8:00に起きる予定がだいぶ早く目覚めちゃったし、二度寝ができない……。
 下剤を飲むのが9:00からで、正直まだ腹を括れてない。
 不安からなのか昨日飲んだ下剤のせいか分からんが既に腹が痛い。いやだ〜。

8:30
 ゴロゴロし、ようやく体を起してリビングへ。
 夫は横でパンをムシャムシャ。羨ましい。
 不安からかここで一発カマす。昨日全然食ってないしこれで出し切ったのでは?(そんなことない)
8:55
 準備を始めます。

一番左:がんばれしっち
その隣:うんこ出せ

8:58
 何も書いてない紙コップに下剤を注ぎ、なんか書いてあるやつに水を注ぐ。(誤飲しないように目印)下剤は1回分を5分かけて飲むので、念のためタイマーもセット。用意周到ってやつ。
8:59
 私「負けねぇぞ!!!!!!」
 夫「何に?」
9:00
 私「やってやんぞおおおおお!!!うおおおおおおこわいいいいい(ちょっと飲む)」

「あれ?意外と飲める………????」

 もう少しゲテモノみたいな味でもするのかと思ったら、スポドリのしょっぱさと甘さの配分間違えた味の濃い飲み物のように感じた。
 もともと不味さへのハードルが高かったので、意外と飲める味で物凄く安心しました。これなら楽勝だとちょっと思っていたのですが…。

「お、お腹がタポタポしてて苦しい…」

 1サイクルが、『下剤120mL 5分かけて飲む→水240mL 10分以内に飲む』なので15分で360mL腹にたまるわけで。
 少なくともそれを4サイクルやる必要があるので1時間で約1.5L一気に水分(?)を摂取することになる。
私は水分補給を忘れるので、一日に1L飲めれば良いほう。今回の場合、1日の摂取量を1時間で摂取するわけだ。
 こんななので、正直2杯目で既にキツくなっていた。下剤の味は口に残るし、それを流し込むように水を飲むので物凄い勢いで腹がぱつぱつになってく。つらい。
 説明書には早い人であれば1本目を消費したあたりで便意を催し、腸の中身がきれいになるとのことだったので私もそうであってほしいと願った。
 2杯目が飲み終わり休憩の水。まだ3杯目。便意は無い。もしかしたら2本目突入するのでは、という焦りが出てくる。(別に焦る必要は無い)
 休憩の水を飲み3杯目。便意があまりないのでとりあえず着替えるかと思い、パジャマを脱いだ途端。

あ、来る

 このあたりからトイレを行ったり来たりします。思ったより早かった。
 とはいえ、病院で少なくとも1本は飲み切りましょうと言われていたので4杯目もいただく。2本目開けて飲む準備をしたころには所定の状態となっていたため1本で済んだ!案外、下剤飲む前に一発カマしたのが良かったのかもしれない。
 私「やったぞおおおおおおおおおおおおおお」
 勝ったので、病院に行くために準備をし始める。
 しかし服を選んでる間にトイレに行きたくなり、服を着ようとするとトイレに行きたくなり、髪を梳かせばトイレに行きたくなり、とかなり忙しかった。
 時間が経てばある程度便意も落ち着き、家出る時間までのんびりどう森をやっていたらあっという間に家を出る時間に。
 電車も何回か降りるかな?と思いましたが、そうでもなかった。よかった。

▼検査当日(検査~検査終わり)

 下剤服用を越えたからか、検査前より緊張はない。
 とはいえ、尻に器具をいれるので全く無いわけではない。
 受付を済ませ待っていると、さっそく名前を呼ばれ看護師さんについていく。さすがにちょっとドキドキしてきた。

 まずは検査着に着替えます。

 下着にワイヤーなど金属があると全部脱ぐ必要があるのですが、今回は事前にその情報は得ていたのでトップスの上から検査着を着ました。
 尻の検査なのでさすがに下半身は全脱ぎしないとですが、イラストのとおり検査着はスリットのあるズボンでした。最初は下半身だけ丸出しにする必要があるのでは…と少し不安がありましたがそんなことはなかったので安心。
 着替えを済ませ、看護師さんに声をかけると担架みたいなベッドに横になるよう指示されます。いよいよ検査…という雰囲気が醸し出される。
鎮静剤が点滴なので、針を腕にブスリ。血管が細いのでいつも血管を探すのに看護師さんが苦戦し、刺された穴が2つだの3つだのになることが多いのですが(いつだかに「やりがいがある!」と言われたこともある)、手に力を入れたり、グー✊パー✋することで無事に血管が見つかって穴は一つで済みました。

 「では運びますよ~」
 ベッドが動き出す。腹の検査をするだけなんだけど、なんかすごく深刻な人みたいな気分になった。看護師さんや先生に囲まれて本当にいよいよ検査…!先生に今回検査に至った経緯を簡単に説明。その後、さっそく鎮静剤を打つと宣言されます。
 だんだん緊張してきて心臓がけっこうドキドキしてきたけど、看護師さんたちが「目つむってリラックスしてくださいね」と優しく声掛けをしてくださったので、言われたとおり目をつむって深呼吸………………

 ふ、と目が覚める。尻になんか入ってる…ちょっといてえ…とぼんやりではありますが意識が覚めてきます。尻の中をまさぐられてる感覚はちゃんとあって、ぼーっとしてると尻からなんか抜けた感覚。
 「検査終わりましたよ~」
 と声を掛けられる。目が覚めてから1,2分くらいで終わったかな?

 看護師さん・先生「痛くなかったですか?」
 私「途中で覚醒して痛みはありましたが許容範囲ですね~(頭回ってない)」
 看護師さん「不合格ッ!って言っていいんですよぉ~」
 看護師さん・先生「\ドッ/ ガハハ」

 思わず私も笑ってしまう。終始なごやかな雰囲気でした。
 看護師さんにどれくらいの時間検査をしていたか聞いてみると、15分くらいとのこと。

 …話には聞いていたが、マジで一瞬
 体感が、さっきの「深呼吸…」と「ふ、と目が覚める」の行間ぐらいのレベルで一瞬だった。
寝てるだけで終わんねえかな…と思っていましたが、寝てるだけで終わりました。ほんとに。
 その後は鎮静剤を打ったので十数分お休みを取らせてもらい、ベッドの上でぼーっとしてました。
 無事に終わってひと安心だ~と思っていたところに「あとで先生から結果をきくので待合室でお待ちください~」と言われる。そうだよね、検査だけじゃないわな。普通に忘れていた。
 待合室に戻り、夫にも「あっさり終わったね」と言われる。多分それぐらいはやかったんだと思う。実際にはやかったんだけど。

 待っていると、名前を呼ばれたので診察室に入室。
 結果がどうなるか、ドキドキ……。

「異常はありませんでした。」

 よ、よかった~~~~~~!!!!!!!!
 
結果について書かれた書類とカメラで撮った写真を渡されて説明を受ける。ポリープもなく、本当に何もなかった。先生にも「(腸内が)きれいですね!」と言われたので、下剤を飲んだ甲斐も、検査した甲斐もありました。大丈夫だろうなとは思いつつも、やはり何かあったらどうしようという気持ちはずっとあったので、本当に安心しました。
 何もなかったのでやはり切れ痔だったと。そういうことです。(?)

 というわけで、初めての大腸カメラでした。年齢的にもしっかり健康に気遣わないとなので、頑張って行って良かったです。
 いつか、胃カメラもやるのでそのときはこの病院にお世話になろうかな、と思ったぐらいには良い病院にも巡り合えたと思います。

▼今後に活かしたいこと

 今回、検査を受けてちょっとした教訓のようなものを書くと

● 病院の口コミを調べる・公式HPを見る
 今回行った病院を選んだ理由としては口コミが良かった、というのが大きいです。口コミの良さから、公式HPに飛んで院内の雰囲気や検査について調べることができたので予約前に確認はしたほうがいいかなと思います。

● 検査当日はもちろん検査前日or検査後翌日は有休を取ろう
 もちろん仕事の忙しさもあるだろうし、これに関しては私の主観でしか伝えられませんが検査当日はもちろんどっちかは休みを取ったほうがいいかなと思いました。(社会人に限らず学生でも)

<当日に休んだほうがいい理由>
 ① 当日の場合は鎮静剤を使い覚醒しても頭がしばらくぽやぽやするので、仕事も勉学も集中できないと思われる。
 ② 検査自体はすぐ終わるけど、なんやかんやで体に負担がかかってたり心も少し不安定になっていたりします。下剤を飲んでいてお腹が少し疲れていたり検査時に腸内に空気を入れて膨らましているので少し満腹感があってお腹が苦しくなってしまう人もいるそうです。

<検査前日or検査後翌日に休んだほうがいい理由>
 ① 検査前日は食がどうしても少なくなるので、今回の私のように昼ご飯~夕飯にかけて間が空くことで空腹になってしまい全然集中できなくなる。
 ② 当日同様、体とメンタルに負担が多少はかかるのでゆっくりする日はあったほうが良さそう。

● トイレットペーパーは大事
 尻をふきまくるので、素材はやわらかめのものを用意したほうがいいです。前日にトイペの替えを買い忘れ、夫に仕事帰りに取り急ぎコンビニで買ってきてもらったけど素材がかたくて尻が終わりました。(もちろん普段使いでは支障はない)

 つたない文章でしたが誰かの励みになると嬉しいです。
 尻と便の話しかない中、ここまで読んでいただきありがとうございました。