短いけれど良い記事だった

短いけれど良い記事だった。最近読んでいる『学習する組織』(ピーター・M・センゲ)は「生きているシステムには全体性がある」と示唆している。

「ある特定の分野内で重要なシステム的に力が生じる場合もあれば、業界(この場合は政界に限らず日本社会のもっと広い範囲や、海外との関係性も含めて)全体のダイナミクスを考慮しなければならない問題もある」とも書かれている。

また別な箇所には「原因と結果は時間的にも空間的にも近くにあるわけではない」ともある。

「前回の調査と比べたり、時系列的な動きをとらえるのには向かなくなる」

「内閣改造で支持率は上がっていないのでは」(三春充希 2023.09.15 note)

と三春充希氏が書くように、定点観測をすることが必要な場面では、その都度質問を変えることは適切ではない。

だが、世論調査はそれぞれ期間を区切って行われるが、直接的に考えられる直近の理由だけで物事の全体像を判断するのは、世論調査の価値の半分を捨てるのに等しいのかも知れない。

ちょっと質問の仕方を変えることで矛盾が出てくることは一見悩ましく感じられる。特にワタシのような素人にとっては、何が原因なのかわからず、「本当にその調査は正しいのか?」と不安になる。

しかし、それはすごく分析のしがいがある=そこに何かしら重要な意味がある、場合がある(と馬の眼が言うてましたw)

将来的にもっと長いスパンで見た時には、あるいは別な目的で見た時には、共同通信の世論調査の結果にも何か今のワタシたちにはまだよくわからない大きな意味が見出せる?のかも知れない。しらんけど。

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