水彩描く時のメモ
久々に水彩をやろうとして、見事に何もかも記憶から消えてしまっていたので備忘録を。
ついでに何処かの誰かのお役にも立てば嬉しいな。
水張り
ブロックタイプの時は気にしないけれど、小さい紙や薄い紙の時は絶対します。
くるくる回したりするのに板みたいな固い素材の方が安定するので。
道具
普通はパネルや板を使います。
自分も以前は大きい紙に描いてたので、それなりの厚みの板を使ってました。
が。
結局これに落ち着いた。
板重いんだ……でかくなると。
小さい絵でとりあえず水張りするならこれでいいのでは?と思って変更。100均で買えるし。
ただテープ貼ること考えたらA4だとA6の絵までが無難だなと思い、B4も思いきって買いました。小さいのいくつか平行する時とかにも使えるかなと思って。
元々使ってる方が少々たわみつつあるので、金具外して反対側を使おうかなぁの思案中。
そして。
ハケは100均です。糊がつくので、水張りテープ専用にしてます。
筆は紙を湿らせる時用。絵によっては描く時にも使うのでハケとは分けてます。
ズボラなので水張りテープに使うと洗いきれていない自信しかない……。
んで、やっぱり水張りテープが便利なので買いました。
雑貨のマステは弱い上に細いので不向き。塗装用のマステならまだしも。
ホームセンターとかで代替として買うなら、個人的にはビニールテープ推しです。上から水が染みないので結構もつ印象。
水張り
詳細なやり方は上手い方の動画見ていただくのがいいので、ざっくり手順を言うと。
たっぷりの水で紙を湿らせて、板に密着させて、テープで固定する。
水を吸って紙がボコボコするのは、紙がふやけてのびるから。
水張りは最初に紙をのばしきった所でテープ固定します。
なので大きい絵や水をたっぷり使う描き方をする場合は、両面を水で濡らすのが良いと思います。
両面はふやかすのも乾かすのも時間かかりますけど、やっぱり描きやすい。小さい絵なら100均で売ってるバットとかに水張って浸しておけば乾いたりしないので楽です。
塗る前
どこに何があるかの備忘録がてら…。
(めっちゃ探した)
紙と筆記具
○紙
ずっとウォーターフォード。
画材は透明水彩ですが重ね塗りをめちゃくちゃする(一時アクリルガッシュにはまってた)ので、吸い込むと下の色がほぼ動かないこの紙が大好きです。
いつもは中目ブロック。
パッドだと切り離してプリンター印刷が出来ると知って、細目にもはまりそうな気配がしています。
ただ細目は滲みが好みではないので……薄い中目の紙を試してみたいなと思っているトコロ。
ホワイトアイビスとかどうかなーと紙だけは買いました。しかし絵がない……描かねば……。
○筆記具
0.3のシャープペンシルと練り消し。
0.3はペン入れのペン代わりです。水彩は事前ペン入れはしない派。
紙の目に引っ掛かるストレスに負けた……。
アナログをする時は練り消しがあると便利です。
できれば画材屋さんのがいいかなと思います。何年経ってもニチャニチャしづらいので……(遠い目)
塗る時の道具
【中身】
アクリルガッシュやカラーインクの色が残ってて汚いですが、滲み出たりはしないので使えてます。
使う色の系統で洗う部屋を分けるタイプにはむしろ識別しやすくて助かる。
左右で色を落として、真ん中ですすぎます。
キッチンペーパーを入れ子にした容器で分けてるのは、左側が筆の汚れを取るために使うので水でヒタヒタになるから。
右側は濡れた筆の水分調整に使います。
色置き筆と水置き兼塗り広げ用のニコイチ使用が前提。
それぞれの使い分けは完全に気分。
以前は筆洗いに水汲んだり筆を洗うのが面倒で水筆オンリーだったんですが、最近は水の量調整のしやすさから普通の筆オンリー。
たまに水筆を普通の筆みたいに使ってる時もあります。普通に筆洗いで洗って、中の水は水引きする前の念入りな洗浄専用、みたいな。(矛盾が凄い)
○水筆
呉竹フィスのシリーズ……だった、はず。
・mini/大、中、小
・平筆(パーツ外すとでっかくなるやつ!)
○普通の筆
ミニリセーブル31R/4、6、8号
100均の筆/14号
大きい筆は高いので、サイズ感のお試しに100均で購入したもの。
100均筆は毛抜けが激しいので好きではないのですが、この筆は毛がほぼ抜けないので使いやすくて好き。
もしかしたら馬毛が抜けやすいのかもしれない。
細かい部分を描く細い筆は、やっぱり多少お値段するものが使い勝手いいなと思ったのでホルベインのセットを買いました。
(毛抜けが少ないとか、色含みの良さとか色々……)
よく描くサイズは基本がミニリセーブルの6と8、細かいところは4と6、広くなると8と100均筆の14……といった感じで使ってます。
んで、道具を描く時用にセットするとこうなる。
道具を置く場所は何となくグループ分けしています。
(※自分は左利きです)
右側に綺麗な水を入れた容器と資料(水が飛ばないエリア)
真ん中が紙とパレット(作業スペース)
左側が筆洗い、筆置き、色の試し紙(水が飛ぶ前提のエリア)
いつもテレワーク用のテーブルに卓上イーゼルを置いて使っているので、引き出し部分にパレットを置いてます。
傾けて描ける絵の時はこの位置が意外と良い感じ。
寝かせて描く時は大きな机で左側にパレットを起きます。
描く、塗る
下書きと線画
水彩色鉛筆(大体は黄色みのあるオレンジ)で薄く下書き
もしくはコピー用紙の下書きを転写
(転写用のシートも水彩色鉛筆で作る)練り消しで線を薄める
シャープペンシルで清書兼ペン入れ
練り消しで黒みを薄める
水張り
(水彩色鉛筆の線はここでほぼ消える)乾燥したら塗り始める
薄い水彩紙はプリンターで印刷できると知ったので、もしかしていきなりペン入れか水張り出来るのではとそわそわしています。
色塗り
どちらかといえば滲みをコントロールしたい派なので、水は引くものの紙は湿らせる程度な事が多いです。
水引筆で色が広げる範囲を決める
(紙は湿らせる程度。色が薄まるのでびちゃびちゃにはしない)影や強い色を置きたい部分に色を落とす
濃い色はそのまま色を広げる
薄い色は水引筆の水分で薄めながら色を広げる
濃い色のぼかしは水を極限まで減らしてのばす
と、いう感じで繰り返しながら色を塗っていきます。
乾ききる前なら混色、乾ききった後なら色味を重ねられます。
ウォーターフォードは乾くとそこまで派手に動かないので、ゴリゴリ重ねて塗ります。混色も水が多すぎなければかなり綺麗に混ざります。本当好き。
仕上げ
塗り終わって乾燥したら、線を入れ直してホワイトなどを。
呉竹さんのスターリーカラーズやクサカベさんのシャインパールを重ねたりすることもあります。キラキラ楽しい。
んで、ささやかーにホワイトを入れました。
【実験で描いた絵】
<使用した絵具>2024.6.19追加
1枚目 サナ:
ライトレッド、
ミネラルバイオレット、
ターメリック *1
(+ローズマダー、プルシャンブル―)2枚目 コータ:
ウインザーブルー(グリーンシェード)*2、
タートラジンイエローレーキ *3、
ライトレッド
(+ミネラルバイオレット、プルシャンブル―)3枚目 エル:
ローズマダー、
プルシャンブル―、
パーマネントイエローディープ4枚目 レティ:
ローズマダー、
ウインザーブルー(グリーンシェード)*2、
タートラジンイエローレーキ *3
無印:ホルベイン 透明水彩絵具
*1:ターナー 透明水彩絵具 ジャパネスク
*2:W&N プロフェッショナルウォーターカラー
*3:クサカベ シングルピグメント水彩絵具 ステイニング
肝心の塗りの部分が全く記録できてないのが若干の不安を呼ぶんですがここまで。
普通に思い出すやろって思うじゃないですか……一枚目塗る時にめっちゃ首傾げながら塗ってました……(遠い目)
これ見て未来の自分が思い出すことを期待して。
次ダメなら動画でも撮ろうかなぁ。(笑)
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