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【TIMES】2024年9月3日 10時56分 葉月の新月/仲秋

地球暦が朔弦望の「葉月の新月」をお知らせします。

旧暦で八番目の新月「仲秋」の月のはじまりです。 この月は古くから「葉月(はづき)」という名で親しまれ、葉が落ちはじめる「葉落月(はおちづき)」稲穂が張り出す「穂張月(ほはりづき)」ともいわれ、収穫の実りを実感するとともに、一年の成果が出る月とされてきました。

旧八月の朔=新月は、略して八朔(はっさく)と呼ばれています。柑橘のはっさくの語源ですが、実際のはっさくの旬は2月ごろだそう。八朔のころには豊作の予祝として早稲の穂を「田の実の祝い」として贈答する風習がありました。普段お世話になっている(頼りにしている)方に感謝の気持を込めてお礼をするというのもいいですね。

PHOTO:ACクリエーター  けんちゃん_さん

新年度のはじまり“春分”から半年が経ち、もうそろそろ上半期も終わりに差し掛かっています。 1年を1日に例えれば夕方の18時ごろ、夕暮れ時のマジックアワーのように1年の中でもドラマチックなゾーンに突入です。

春分のはじまりに見たあの太陽の向こう側に半年間かけてやってきました。そして彼岸に到達した地点が「秋分」です。言い換えれば秋分の太陽の向こう側は来年の「春分」の空。1年かけて時空を旅する地球号の壮大な運行を感じますね!

PHOTO:ACクリエーター 舞華さん

夕暮れ時は日中(上半期)の仕事を終えて、家路へと向かい始めるとき。夕飯の支度、趣味や習い事など、気持ちも充実するのは、秋の季節の雰囲気と重なります。食欲の秋、運動の秋、芸術の秋などここから晩秋にかけて1年のゴールデンタイムは楽しみがいっぱい!好きな場所に出かけたり、映画や読書やゲームを楽しんだり、自然と創作的な気持ちになるのは、冬が近づいている合図。夏は肉体的な活動がメインであるのに対して、冬は精神的な活動に光が当たってきます。

PHOTO:ACクリエーター  Bairiさん

葉月新月から葉月満月までの時空間情報

168 | 2024/09/03 葉月 新月 10:56 
169 | 2024/09/04 葉月 二 水星と金星の開き 
170 | 2024/09/05 葉月 三 水星と火星の結び 
171 | 2024/09/06 葉月 四 水星と天王星の結び 
172 | 2024/09/07 白露 12:11 葉月 五 
173 | 2024/09/08 葉月 六 水星と木星の結び 地球と土星の結び 
174 | 2024/09/09 葉月 七 
175 | 2024/09/10 葉月 八 金星と火星の開き 
176 | 2024/09/11 葉月 九 上弦 15:06 金星と天王星の開き 
177 | 2024/09/12 葉月 十 
178 | 2024/09/13 葉月 十一 
179 | 2024/09/14 葉月 十二 
180 | 2024/09/15 葉月 十三 火星と天王星の結び 
181 | 2024/09/16 葉月 十四 [敬老の日]
182 | 2024/09/17 葉月 十五 水星と冥王星の開き 中秋の名月
183 | 2024/09/18 葉月 十六 満月 11:34 部分月食11:45 最近

9月5日 水星に出会える貴重なチャンス!水星が西方最大離角

9月5日の日の出前、4時半頃の東京の空。 

9月5日、水星が西方最大離角になります。明け方の東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角に。太陽に最も近い惑星である水星は地球から見た位置が太陽からあまり離れることがなく、見つけにくい天体の一つです。

水星は常に太陽のそばにあって大きく離れることがないので、日の入り後の西の空もしくは日の出前の東の空でしか見ることができません。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには日の出前の東の低空で見ることができます。水星は空の低い位置に見えるため、東の空が開けている場所で観察してみましょう。

また、9月10日頃には明け方の東の低空で水星としし座の1等星レグルスが最接近する様子も観測できます。

最大離角とは?

水星や金星の内惑星は地球より内側の軌道を公転するため、地球から見ると常に太陽から大きく離れることがありません。 そのため内惑星を観察できるのは太陽が沈んだ直後か昇る直前に限られます。もっとも太陽から離れる瞬間が最大離角で貴重な観測の機会になります。

参考記事 こちら

9月の星空の主役は土星

9月17日の夜中の東京の空。 https://stellarium-labs.com/stellarium-mobile-plus/

9月の星空の主役は8日に衝(地球暦でいう「地球と土星の結び」)となる土星です。衝の頃の惑星は一晩中、夜空にその姿を見つけることができます。そして17日には土星と月が見かけ上最接近し、この日に中秋の名月(旧暦十五夜)を迎えます。ここ数年は中秋の名月と満月が同じ日でしたが、今年は翌日18日が満月になります。また、夜遅くには東の空から木星と火星も昇り、夜中から明け方まで土星、木星、火星の3惑星を観測することができます。



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