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【TIMES】2022年3月18日 16時18分 如月 満月 2nd Full Moon

【TIMES】2022/03/18 16:18 如月(きさらぎ)望
旧二月 2nd Full Moon / 仲春 Around Vernal Equinox

地球暦が朔弦望の「如月の満月」をお知らせします。
The 2nd Full Moon of the lunar year occurs on March 18th. Enjoy the last full moon before the vernal equinox.

地球暦2022年3月21日 0:33スタート!

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旧暦では春分とともに二番目の満月となる「仲春」の月が満ちてきました。

新年度をはじめる北半球にとっては最初のお月さま。
草木はみずみずしく、次々と花が咲きはじめる春の季節は、自然界でも1年の朝を迎えたような特別な情感を持っています。

日本の先住民のアイヌでは、日脚が伸びるこの月をイノミチュプ(祈りの月・祝の月)と呼び、ここから新しい年をはじめていました。アイヌの女性は毎月、自分の月経の時の月の形を子どもに覚えさせ、生命のめぐりを教えていたそうです。満月が月経期であれば、新月は排卵期にあたります。月のリズムは女性の体内生理周期と同調し、満ち欠けする月を見ながら、身体に流れる血潮の満ち干きを感じて、自然とともに体調の変化を捉えていました。

中南米メソアメリカの先住民も、春分のあとの満月からはじめる月の暦を作り、女性のための暦としていました。メソポタミアのシュメール・バビロニアに起源を持つユダヤの暦も、1年で最も大きな行事ペサハ(過越祭)をし、キリスト教でも満月の後にイースター(復活祭)という最大の行事を行っています。世界の信仰を問わず、この春の満月は新年度を告げる合図となっていました。

“満月”と“祭り”というと気分が盛り上がるイメージがしますが、実際は厳かな儀式とともに静かな祈りを捧げていました。夜更けに満月が天頂高く昇るときは、海は大きく潮が引きムーンサイクルのピリオドのような潮時(しおどき)を迎えています。ですからテンションも上がるというよりは、深く自分の内面に潜るような感覚がするはずです。月が昇るにつれて瞑想が深まり、満月の深夜には潜在意識的な領域が広がり、普段気づいていないことに気づいたり、無意識に転換や変容を引き起こすようなことに繋がったりします。

春分からは昼の長さが増え、動植物も一斉に活気づき、自然の変化からも体感的にはじまりを感じます。現在のようなカレンダーや旧暦を使う以前の原始的な感覚では1ヶ月は新月はじまりではなく、多くは満月はじまりでした。新月は目に見ることができず、また日付を確定することが難しいのに対して、満月は月がまんまるになりと肉眼でもわかりやすく、月夜は夜も明るく活動できるため1ヶ月の目安とされていたのです。

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新年度を迎える準備の月。

日差しに暖かさを感じ、春の陽気がさらに来る「如月」の月。

北半球では昼の長さが、冬至に比べ2時間以上長く、“啓蟄”も過ぎて気候も気分も“晴れ”の日が増えてきました。自然では地上に花芽が“張り”、地下では根が盛んに“張り”はじめ、天と地の呼吸に合わせて、生物たちも“春”に目覚めの時を迎えています。

春分をまたぐ如月の月は下半期と上半期の交替する、物事の結びと開きのとき。卒業や入学、就職や決算など、年度納め・年度始めの区切りで、年も生まれ変わって新年度がスタートします。いよいよ春本番。如月の月を見ながら、1年の展望をイメージしてみてください。

一年の朝を迎える

一日の生活の中では、朝が一番慌ただしく、刻々と過ぎる時刻を注意深く意識しています。朝は学校や仕事に出かける通勤ラッシュのように非常に密度の高い時間帯。朝、気持ちよくスタートできると一日は心地よく、反対に遅刻や忘れ物をしたりすると不用意に焦せるもの。この仲春(啓蟄→春分→清明)までの30度間は一年の朝にあたる特別なとき。

卒業式、入学式などがこの時期に行われるのも新年度が一年のはじまりだからです。春分前後は、人間や社会だけではなく、動物も植物もこのタイミングを待って一斉に自然界は彩りを増す命のラッシュアワーの時間帯。自然に沿って生きること、それは地球に流れている時間の流れに乗ることです。

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如月の時空間情報

364 | 2022.03.18 彼岸の入り/ 如月満月 16:17
365 | 2022.03.19
366 | 2022.03.20
2020年度スタート!
第1四半期(92日間)
1 | 2022.03.21 春分 0:33 春分の日 水星と土星の結び 金星と天王星の開き
2 | 2022.03.22
3 | 2022.03.23
4 | 2022.03.24 彼岸の明け
5 | 2022.03.25 下弦 14:37
6 | 2022.03.26
7 | 2022.03.27
8 | 2022.03.28 水星と木星の結び
9 | 2022.03.29
10 | 2022.03.30 水星と海王星の結び
11 | 2022.03.31
12 | 2022.04.01 弥生新月 15:24

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