どくだみたべた


僕は30年以上生きてきて、どくだみを一度も食べたことがありません。
おいしいという話も聞きませんし、あの匂いです。
おいしくないのはだいたい分かってます。

ではなぜ食べてみようと思ったかといえば、やまきさんが「100日後に五段になる」天鳳チャレンジを達成できなかった罰ゲーム
くそマズそうにどくだみを食べるやまきさん
マズ過ぎて吐き出しているやまきさんを見て
「そこまでマズい?」という疑問をもちました。や

へこきむしという男、嫌いな食べ物が一切ないのです。パクチーもいけます。
上級者向け野草を颯爽と攻略し、野性的なイケオジを見せつけてやろうと思います。

採取へ

どくだみはどこにでもある草です。
近所の公園でも、街路樹の根もとや屋外駐車場の片隅なんかでも少し見回せば簡単に見つけられます。

ただ、猫ション 犬ションがひっかけられていたりするのはよくないので採取する場所に注意したいと思います。
不特定の立ち入りがないような敷地内であれば、野良ネコは分からないけど犬ションは少なくともないと考え、庭を持つ知り合いに連絡。
どくだみが「ある」そうなので行ってみました。


ありました。

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どくだみ畑と化した花壇

全部刈り採って欲しい、とのことでしたが茎ごと3本摘んだところで手が異臭を放ち始めたのでお断りしました。

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7月に草むしりしたのに生えてきたというのでこのどくだみはかなり生命力が強くイケイケの若い葉っぱです。期待できそうです。

実食

とりあえず生。とりあえず洗って生で食べようと思います。

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丁寧に洗ったどくだみ

言っておきますと水でよく洗ってもどくだみのあの匂いが落ちることは一切ありません。その時、どくだみの効能のひとつ、ダイエット効果を見出しました。
ちょうど夕飯どきでしたが、どくだみの匂いを嗅ぎ続けると食欲を失うのです。過食症の方にぴったりだと思います。

まずは苦味が少なそうな小さい葉っぱを食べてみます。

う・・・うぅーん・・・
(マズいと言ったら負けだと思っている)

噛んだ瞬間、独特の酸っぱさが襲ってきます。その酸っぱさからなのか、舌にピリつく感覚があり、いち早く脳に危険信号を伝えてきます。

そしてあしたばを何百倍に濃縮したような苦味が襲ってきます。
どくだみの匂いと共に。

飲み込みましたが余韻はかなり続きます。匂いのせいです。
「あの匂いそのままの味」というのはやまきさん、言い得て妙。ただ、カメムシ食うよりはマシだと思いました。

どくだみの葉っぱは少し分厚くて洗っても水を弾きます。
どくだみエキスがいっぱい詰まっています。

レタスとドクダミのサラダ

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どくだみを細かく切り、ざく切りしたレタスにまぜあわせ
意識高い系のEXバージンオリーブオイルと意識低い系のサウザンアイランドドレッシングをかけてみました。ぱっと見た感じは普通のレタスサラダですがどくだみの迷彩が施されています。

いただきます…


うん・・・

ドレッシングのかかったレタスとどくだみの端切れを一緒に食べましたが
ほとんど口の中、どくだみの匂いと味しかしません。
どくだみクサいんです・・・マズいんです。(敗北) 
エスニックなアクセントのサラダになるはずでしたが無念です。

どくだみの可能性

どくだみは高血圧予防や解毒作用などがあるそうで体によいのは明白であります。味は最悪ですが、これをメリットとして捉えるなら青汁より手ごろな罰ゲームに適した食材といえるでしょう。

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なによりやまきさんと知的共有ができたのが嬉しかったです。
皆さんも喜びや悲しみをわかちあいましょう。

煮ても焼いても味付けしても個の存在感を出し続ける雑草魂。
今回の挑戦で色々と学ばせていただきました。

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おわり

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