デスクトップでの立ちポーズを良い感じにする

はじめに

デスクトップでの立ちポーズ、直立でなんだかパッとしませんよね?
太めのアバターだったりすると腕が足やお腹に埋まっちゃうなんてことも。
今回はそんな問題の解決の仕方を説明します。

ビフォーアフター

まず最初に通常の立ちポーズをみてみましょう。

通常の立ちポーズ

見慣れた気を付けのポーズです。
この子はあまり目立ちませんが、アバターによっては足はお腹に腕が埋まってしまったり、肩が怒り肩のようになってしまいます。

続いてポーズを編集したものです。

編集した立ポーズ

腕がハの字になりすこし垢ぬけた感じになりました。
(わかりやすいように少し大げさにしてます)

大まかな手順

  1. FBXのRigの設定画面に入り、Musckes&Settingsのタブを選択

  2. Per-Muscles Setting内Left Arm>Arm Down-Upの左側の数値を変更

  3. Right Armにも同じことをやってAppry

なんとこの3つで完了です!

実際の手順

では画像付きで詳しく説明をしていきます。

1.FBXのRigの設定画面に入り、Musckes&Settingsのタブを選択

まずはUnity上でFBXを選択
RigのタグでAnimation TypeがHumanoidになっているのを確認してConfigureを押します。

するとRigの設定画面が開きますのでMusckes&Settingsのタブを選びます

2.Per-Muscles Setting内LeftArm>Arm Down-Upの左側の数値を変更

Muscle Group Previewの下にあるPer-Muscles SettingからLeft Arm>Arm Down-Upの順に開きます。
すると左が-60、右が100と書かれたバーが出ますので左側の数値を変えます。
数値を小さくするとハの字に広がっていきます。
今回は-40にしています。

3.Right Armにも同じことをやってAppry

同じ作業をRight Armにも行い最後にAppryを押して適応しましょう。

Unity上での確認方法

以上で作業は完了ですが、確認するのにいちいちアップロードしてVRC上で確認は面倒ですよね?
GesterManagerを使えばUnity上でも確認ができます!

GesterManagerはVCCで標準で備えられていますが、自分で入れないといけないので注意してください。

ManegeProjectを押すとこの画面が出るので+を押して追加しましょう

追加したら上部にあるTooLからGestureManagerEmulaterを選択
するとHierarchyにGestureManagerが作成されます。
あとはEnter Play-を押せばVRC上での立ちポーズ確認ができます!

最後に

最後になりますが、デメリットについて書いておきます。
一つは、この設定はアバターの腕の可動域を制限するものなのでMMDなどでダンスする際に影響が出ます。
もう一つはClusterに持っていく際はこの設定があると腕の角度がおかしくなります。
なのでFBXを複製し、Cluster用のものはこの設定のないものにしてください。

ちょっとしたことですが、アバターの雰囲気を変えることができるので、皆さん試してみてください。

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