「がんばらない！」

今週月曜日、１ヶ月半ぶりの職場復帰でした。
当日は軽労務の担当に割り当ててもらっていたので、それほど体を動かすこともなく無事に定時に退勤しました。
でも、帰宅するともうぐったり。
夕食を作って食べて、入浴して、翌朝は忙しいから洗濯もして。
ああ、このパターン・・・疲れるなぁ。
疲れているはずなのに夜は眠れず朝を迎えました。
健康ならまだしも、寝てない状態で仕事に行くのは非常に危険です。
一日仕事に行っただけで休むのもなぁ・・・
やっぱり仕事との両立は難しいのかも・・・
でもできれば家にこもらず少しでも外に出たい・・・
眠れない頭の中では、こんな思考がぐるぐる回っていました。

抗がん剤治療が始まる少し前から、体調管理、感染予防には気を配ってきました。
病棟という職場は感染源の宝庫のようなものです。
TC療法の時、よく感染を起こさなかったなと感心するほどです。
それに神経質になるのも疲れた・・・

色々なことに気を使ってがんばってでも職場復帰するか、少々退屈でもいっそのこと手術が終わるくらいまでは休職するか、どちらが気持ちが楽か考えて見ました。
・・・ダントツで後者です。
EC療法も残すところ後２回、体力も落ちてきているし、後２回だからトラブルなく完遂させたい。
もうこれ以上停滞させずに、手術に臨みたい。
今はそのことに集中する方がいいに決まっている。

朝、上司に電話でそのことを伝え、午後から看護部長と面談のセッティングをしてもらいました。本来なら復帰前に面談してから決める方がよかったのですが、自分の体を過信していました。
結果、まだ休職期間は残っているので、9月末まで休職することになりました。
今さらですが、治療に専念することにしました。（遅！笑）
そう決めたら、ぐっと気持ちが楽になりました。

本来私は、頑張りすぎて疲れてしまう性格です。
だから、前半のTC療法では仕事と両立できたのだと思います。
でも、乳がんになってその性格を見直せるようになった気がします。
悩んだ時、どちらが正解か成功かではなく、
『どちらを選んだら気持ちが楽になるか』で考えられるようになりました。
乳がんを経験した後輩が、
「もうこんなにもがんばってるんですから、無理しないで」と言ってくれて目が覚めました。
弟も、「無理する必要ないし、前半めっちゃがんばったんやから、休職してもええんちゃう？」と言ってくれました。
そうやった、私は乳がんの治療を受けているだけで十分がんばってるんやった！
がんばってるどころか、めっちゃがんばってるんやった（笑）
もう、あれもこれもがんばるのはやめよう！
１つがんばってることがあれば、その他はがんばらないことにします。
自分のことを自分が味方になって応援してあげようと思います。（笑）