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「祈るということ」

9月13日に右胸の手術を受けて、早いもので3週間が経とうとしている。
もう3週間??とびっくりするけど、9月25日から始まった放射線治療も先週で25回中の10回が終わった。
最初の1週間は怠くて眠くて、元気にライブに行けていた自分が嘘のようだった。
きっとライブの日は何か特別なホルモンが出ていたのかもしれないな。
先週は怠さは抜けたけど、毎日眠くて眠くて一日中寝ている。
でもこの眠さは放射線治療の影響だけではないかもしれない。

7ヶ月間の抗がん剤治療、手術2回が終わって、一気に張り詰めていた気持ちが切れてしまった。
治療はまだまだ続くのに、やり切った感、燃え尽きた感で空気の抜けた風船のようにぺっちゃんこで毎日ゴロゴロしている。
季節もあっという間に秋に変わって、ちょっと前までエアコンを一日中つけていたのに、今は寒くて毛布をかけてテレビを見ている。
そんな季節の変わり目や猛暑の疲れも出ているのかもしれない。

気がつけば10月。
去年の10月といえば、左胸の異変に気付いたのが11月なので、自分の体にがんを抱えているとは思いもせず人生最後の健康体だった。
まさか、翌月に乳がんが疑われるなんて。
12月に乳がんが確定して26日から治療が始まって、約11ヶ月。
そりゃあ疲れるな、11ヶ月しんどい治療を受けて、そのことばかり考えてきたのだから。
ぺっちゃんこになってゴロゴロしていてもしょうがないな。
許してあげよう。

そんな治療中の私の生活を思い返してみると、数少ない友達や家族からいつも、心配して応援してもらっていた。
特に手術の時は、「うまくいくように祈ってるよ」とたくさん祈ってもらった。
『両親の仏壇にお願いしとくからね』と、先輩のお会いしたこともないご両親にまで助けていただいた(笑)。

ここnoteの中でも、たくさん祈っていただいた。
会ったこともない弟が無事に帰国できるようにとまで祈ってくださった。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
ありがとう!!!

このように病気をしてから、良くなるように、うまくいくようにと、たくさん祈ってもらったり、言葉に出さずとも思いを寄せてもらった。
宗教とか関係なく、誰かのために祈る、誰かに思いを寄せるって必ず伝わると思っている。
ありがたいなぁ。
素敵なことやなぁ。
ただやし。
私も少数精鋭の友達たち、家族、治療に関わってくださった医療者の方々の健康と幸せを毎日祈ろう!
その人たちに思いを寄せてみよう。
これやったら毎日ゴロゴロしていてもできるな(笑)


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