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アリス イン インボーランド
ニコ動界へ
コロナの予防接種を受けられなかった私は、どうしたらよいのかを調べ始めました。本を読んだり、ネットで調べたり。
ある日、ふと、長尾クリニックはコロナに対してどうしておられるのかな?と思って検索をすると、Youtubeに長尾先生のコロナチャンネルがありました。
長尾先生に自分がかかったわけでも知り合いでもないのですが、長尾先生には6年ほど前に、同居していた姑の在宅看取りをしていただきました。長尾クリニックのケアマネさんに5年ほどお世話にになり、姑の終末期には、長尾クリニックの訪問看護師さんチームに大変お世話になりました。
だけど、Youtubeには最近の動画がなくて、おかしいな?と思っていたら、ニコニコ動画に移っていることがわかり、コロナチャンネルに導かれて私はニコ動界へ。コロナを追っかけやってきただけでしたが、そこからはもう、コロナとウクライナと台湾とアメリカ不正選挙とグレートリセットと敗戦国日本が、いっきょにどっとやってきました。
自分をアリスに例えるのはおこがましいのは承知の上で、自分の状態を一言で表せば、アリス イン インボーランド。最初は知れば知るほどアンビリバボーのことばかり。それは陰謀論? 陰謀論とレッテルをはるのが陰謀で、陰謀論ではない、という陰謀論にまつわる議論。同じような言説の中でも陰謀論批判の人がいる。そもそも陰謀論というのが何なのかもよくわからなかったので、これは、陰謀論も勉強しないとわからないなと思い、いろいろな動画を2倍速で見まくりました。時計仕掛けのオレンジのように、椅子に縛り付けられて強制的にではなかったけれど。これもまた、新たな洗脳かなあと思いつつ。
でもそのおかげで、ウクライナ戦争が起こった時には、事前に情報が自分の中に入っていたので、驚くことも、マスコミを信じることもありませんでした。コロナの時には自分に事前情報がなかった。もし、事前に情報があったなら、コロナに関しての煽りを信じることはなかっただろうと思うと、情報を得ておくことの重要性が身にしみました。
さようなら新聞とテレビ
ちょうどニコニコ動画を見始めたころ、世界各地で強硬なワクチン政策に反対するデモが起こっているのを見ることができました。カナダではフリーダム・コンボイのトラックが列をなして首都オタワに向かっていました。私はカナダの人権思想や子育て支援について少しだけ勉強したことがあり、知らない間にカナダがとんでもないことになっていることに大変驚きました。だけど、フリーダム・コンボイの盛り上がりに、さすがカナダと思って、カナダのフリーダム・コンボイがどうなるのかが、とてもとても気になりました。
Youtubeでカナダ人ニュースを毎晩チェックし、twitterでフリーダム・コンボイの情報をとっていたところ、通勤電車の中でスマホがチーンと鳴りました。最初の頃はコロナにかかったりして逃げ腰か?と思われていたトルドー首相が戒厳令を発し、リーダーを逮捕、銀行口座を凍結しました。リーダー、ここまできた運転手、応援した市民。雪の積もるカナダでどうしているのだろうと想像して胸が凍りつく思いでした。職場に着いて、朝の掃除をしながら、カナダで戒厳令が出たと話をしても、狭い職場で知る人はなし。新聞もテレビも報道しません。後日になっての報道はありましたが。
私はこのカナダのフリーダム・コンボイと戒厳令の報道がなかったことで、もう、新聞をとるのはやめようと思いました。やめてしまえばゴミは出ないし、新聞代もうきますが、新聞くらい読みなさいとずっと言われてきた世代で、新聞読まないとアホになるというすりこみもあるので、新聞を読むという習慣をやめるのは、けっこう大きなことでした。要は新聞に頼っていた知識や情報と、認知機能維持訓練を他に頼ればいいいのですが。
新聞記者の知人に会った時、なんで報道されないの?どうなってるの?報道規制があるの?ときくと、その人の答は、新聞はよくわからないネット情報みたいなことは載せるわけにはいかない、多くの人が認める確かなこと以外は報道されないんだと。規制があるわけじゃないけど、忖度はあると思うとのことでした。忖度と考えれば、何が重要で何が重要でないか、何を報道して何を報道しないかは、確かに自由ですね。私は新聞をやめた代わりに、いくつかの有料情報をとるようになりました。堤未果さんの月刊アンダーワールドで、マスコミの「報道しない自由」というのを知り、納得しました。
マスコミは洗脳装置。インボーランドでは、いろいろな人が口々にそう言います。コロナが怖いという情報を流して、ワクチンを打てとあおっているのは新聞とテレビ。インボーランドに来てみれば、こちらの世界では始まった頃から疑わしく、始まる前からわかっていたとも言えることでした。コロナが始まって、以前にもまして、新聞とテレビを一生懸命見ていた私は、自分の身をもって、新聞とテレビの洗脳を理解しました。洗脳なんて宗教とか、共産主義圏の国のことくらいに思っていたのに、60年間、自分の身に起こっていたとは。猿の惑星の結末と同じようなショック感がありました。
「アンビリバボー」の次に私の頭の中での口癖になった言葉は、「ひどい話」でした。動画を見ては「ひどい話」とつぶやいていました。
自分が左よりの教育を受けてきたことに気づく
自分のコロナ脳に気づき、インボーランドの言論に衝撃を受け、もう一つ気がついたのは、自分がいかに左よりの教育を受けてきたかということでした。幼稚園は家の前にあったカトリック幼稚園に行き、学校は公立、葬式は仏教という、思想も宗教も特にないサラリーマン家庭で育ち、自分が左よりだという意識がありませんでしたが、インボーランドには右より情報が多いために、自分が全く保守界を知らずに生きてきたことがよくわかりました。
小学校から受けてきた教育が、ボロボロと剥がれ落ち、頭がクラクラしました。60年もこれで生きてきたとは。まるで自分がSFの世界に生きていたようなぼやっと感に襲われましたが、自分には思い当たることがいくつかありました。小学校の高学年の時の担任の先生はバリバリの日教組で、東京大空襲や原爆、戦争の悪について、だいぶ教えられたこと。高校では世界史をとったので、日本史を勉強しなかったこと。大学では、1年生の教養でとった国史で、日本の戦争責任について原稿用紙10枚のレポートを書くのが課題だったこと。大学でも自虐史を頭に入れていました。今の若い世代の保守の人が、教育を変えないといけないと言うていることが、年上の自分に響きました。私と同じような思いの60歳の人はいるでしょうか?
右翼についてのイメージが、子どもの頃よく目にした、日の丸をつけて拡声器で何やら叫んでいる車と、自決する三島由紀夫、くらいのイメージしかなく、右の保守思想というのは触れる機会がなかったなあ。。。朝まで生テレビに西部邁さんが出ていた頃に触れるチャンスがあったのかもしれません。しかし、ふりかえって考えると、男女雇用均等法世代の女子で、フェミニズムの影響と恩恵を受け、音楽では洋楽ロックが好きというスタイルで、保守のおじさんに興味をもつのはムリでした。今なら、また、違うと思いますが!?
徐々にショックから立ち直る
ショック期は半年間くらい続いていました。まわりに話ができる人もなく、一人でアンビリバボーと頭で叫びつつ、家族と職場ではワクチンを打たないでと止め、情報収集がやめられない日々。
元気になったのは、日にちくすりと、インボーランドに直接は知らなくても、尊敬する人や大好きな人がいっぱいできたことと、笑えるようになったからかな。インボーランドの住み心地がよくなってきました。こっちの世界には、ずっと声をあげて、がんばっている人がたくさんいる。ドクター、研究者、ユーチューバー、ニコニコ動画のクリエイターさん。
noteには、カナダの情報を探してやってきて、noteにも多くの情報があることを知りました。
heaveneseの風刺ソングとアキラボーイのコロアンティーナの大冒険は息子も大好き。最初に知った時におおいに笑って、尊敬しました。もともと、お笑い好きのため、ワクチン情報も政治情報もいいんだけれども、笑えるっていうのはやっぱりすごい。少し元気をなくしそうな時のビタミン剤です。
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