文章は、みんな違ってみんないい

さっき「ヘイヨーさんの文章は音楽みたい」って褒められて、ご機嫌のヘイヨーさんです。


ヘイヨーさん、最近はね。読む方にシフトしてて。

自分の文章を書くよりも、人の書いた文章を読むのをメインに活動してます。


noteをはじめたばっかりの頃は「書くのに精いっぱい」で、まわりを見てる暇がなかった。

それが、ゆとりができてきて、まわりを見渡せるようになってきた。

そうするとね。不思議なことに「しあわせがいっぱい落ちてる」ことに気づいた!


「この人、おもしろい!」

「え?こんなすごい文章を書く人が!?」

「うわあ、これはギャグの天才だな」

「文学レベル高ッ!」

…って感じで、あちこちで感動をいただいてますよ。


すごく繊細な文章を書く人もいれば、ラジオのパーソナリティのような語り口の人もいる。作者のイメージがダイレクトに頭の中にス~ッとしみ込んでくるものを書く人まで。

あるいは、エッセイが得意な人もいれば、自分の体験談旅行記で腕を振るってる人もいる。

千差万別みな上手い!


金子みすゞっていう人が作った詩で…

「みんなちがって、みんないい」

ってのがあるんだけど。

まさにそれですよ!


話は戻って、一番最初の「音楽みたいな文章」と形容されたことについてなんだけど…

実は、ヘイヨーさんがnoteで文章を書く時にひとつ気を使ってることがあって。それは何かというと…

「喋るように書く」


たとえば、エッセイとか文章術(まさに今書いているようなもの!)について書く時は、広い公演会場でみんなに語りかけるように言葉を発してる。

あるいは、ギャグっぽいモノを書く時には、自分が漫才師にでもなったかのつもりで成り切ってる。

ここで書いてるものを音読して、録音して使ってもいいくらい!

それは、ある意味で「音楽」と一緒ですよ。


喋るように書いてる。だから、文体が統一しない。

だって、人って喋ってる時に興奮してくると口調が変わったりするでしょ?

アレとおんなじ。ただ、それを文章で表現しただけ。


ヘイヨーさん、他の人の書いた文章を声に出しながら読んでることも多いんだけど、リズム感のある人もいるよね。

実際に声に出しながら書いてるのかどうかは知らないけど。できあがった文章を音読してみると、リズムがあったりビートを刻んでたりする。

それはひとつの名文の条件ですよ。


昔、吉川英治っていう作家がいたんだけど。

あの~、「宮本武蔵」とか「三国志」とか書いた人ですよ。

もちろんどっちも元があったんだけど、吉川英治が自分なりにアレンジして想像力を大きく膨らませて書いた小説。

その吉川英治は「流れるような文章」を書くことで有名だった人。

声に出して読むと、すごく心地よい。

それは音楽とも言えるんじゃないかな?


いずれにしても、「自分が一番心地よい」と思える文章、自分なりのスタイルを見つけて書くのが、いい文章を書くコツなのではないかと。

そして理想の文章ってのは「これ!」って言えるような決まりきった形があるものではなく、人それぞれ。作家それぞれ。作家の数だけ理想の形がある。

みんなちがって、みんないい。




noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。