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ラスベガスでの日々

ニューヨークを後にした青年と弟と竹ちゃんの3人。飛行機に乗って、ラスベガスまでぶっ飛びます。

アメリカって鉄道がそんなに進歩してないし国土も広いので、飛行機で移動する方が安かったりするんですよ。もちろん、鉄道に比べて乗るのも楽だしスピードも速いです!


ベガスの空港に到着した3人は、珍しくタクシーを利用します。中心地までそんなに距離も離れていなかったし、「仮にボッタクられても、たかが知れてるだろう」と考えたからです。

ホテルまでは1本道で、案の定15分かそこらで到着しました。料金もちゃんと正規料金で、ムチャな金額は要求されませんでした。

この時、青年は無理をしてタクシーの運ちゃんの隣(助手席)に座ったんですけど。目的地を告げた後は、全然まともにしゃべれませんでした。なにしろ英語力は無きに等しかったので。

ただ、この時の「英語しゃべれなくて悔しいッ!」って思いが「日本に帰ったら英語を勉強しよう!」って気持ちにつながっていったので、どんどん話しかけて恥をかいた方がいいんですよ。

いつまでも臆病なままだと、大きな失敗はしないかもしれないけど、成長もしないままなので。

英語だけじゃなくて、何事も常にこの方法で成長を遂げていったのが青年のやり方だったんです。失敗しては学習し、経験しては失敗し、また学習する。その繰り返し。

サイヤ人みたいなもの?

サイヤ人って「自分よりも強い敵」が現れたら必死に修行して強くなるでしょ?さらに、瀕死の状態におちいってから回復すると超絶パワーアップする!

そういう意味では、高校時代に学んだ哲学者キルケゴールの教えと同じだったとも言えます。

「人は、絶望するたびに生まれ変わる」

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ご存知の通り、ラスベガスはカジノの街。

昔、アメリカの先住民族たちが、ヨーロッパから渡って来た移住者たちに土地を追われて、最終的に「じゃあ、ここに住めば?」って裁判で判決が出て渡されたのがラスベガスの土地なんです。

当時、この辺りは砂漠地帯で、農業もまともにできないし、産業にできるものが何もなかったんです。で、しょうがないカジノを始めたんです。結果的にそれが大当たりして、今や一大産業にまで発展したというわけ。

なので、ホテルが超安いんですよ!ニューヨークに泊まった時よりよっぽど立派な部屋に格安で泊まれるっていう。確か、3人で泊まって1人3000円ちょっとだったんじゃないかな~?

ところが、ホテルのフロントで一悶着あって。

なんか、チェックインの時に「エキストラベッドを搬入するので別料金がかかる」みたいなコトを言われたんですよ。

で、それを渋ったら「じゃあ、泊めてやんない!」みたいに言われちゃって。弟と竹ちゃんは文句言ってたんですけど。青年は「あ、そういうもんか」と思って、パッと別料金払いましたよ(エキストラベッドを含めても、1人辺り3000円ちょっとで泊まれたはず)

つまり、ラスベガスって、カジノで儲けてるのでホテルの宿泊代で儲ける気がないんですよ。「ホテルは安く泊まれるから、代わりにじゃんじゃんギャンブルでお金落としてね♪」ってスタイルなんです。

なので、遊びに行くだけだったら、ラスベガスオススメ!ホテルは安いし、食事もそんなに高くなかったはず。

カジノの他にもショーとか遊園地みたいなものもあって、そっちで楽しむ手もあるので。

事実、竹ちゃんはギャンブルあんまりやらずに「ひたすらショーを見てた」って言ってました!むしろ、あっちの方が楽しみ方としては正解かもしれません。ラスベガスのショーってレベルが高いので!

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。