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文章の極意は独孤九剣にあり!

突然ですけど、独孤九剣(どっこきゅうけん)の話します。

独孤九剣ってのはですね。中国の金庸(きんよう)って人が書いた「笑傲江湖(しょうごうこうこ)」って小説に登場する剣術のことです。


独孤九剣がどういう剣術かというと…

簡単に言うと「型がない剣法」なんですよ。


多くの人たちは、上達の過程で「型」っていうのを覚えていくと思うんです。でも、型があるということは「必ず弱点もある」ってことなんです。逆を言えば、「弱点をなくすためには型そのものをなくしてやればいい」って考え方になるはず。それが独孤九剣の基本思想です。

たとえば、その辺の石ころ1つでさえも武器になるし、人間の骨を使って戦うこともある。あるいは、武器なんて持たずに素手で勝負することだってありますよ。

ただし、独孤九剣を習得するためには、山のように型を覚えないといけません。何百とか何千とかいう基本的な剣技を学んでいき、最終的には型をなくす。言い換えれば「なんでもあり!」にしちゃう。


実はヘイヨーさんが使っている文章術も、これなんですよ。「文章において禁じ手など存在しない」って心構えでやってます。

ヘイヨーさん、独孤九剣の使い手なんです。もちろん、完全にマスターしたわけじゃないんですけど。まあ、それでもそこそこ使えます。


たとえば、この前言った「違和感を感じる」ですよ。違和感を感じるに違和感を感じて、この表現を使わなくなるとするでしょ?そうすると、その瞬間、表現の幅が狭まってしまいます。すなわち、それが弱点になっちゃうんです。

「使えない表現がある人」は「その表現を使える人」に勝てなくなってしまうのです。もちろん、他の戦法を駆使すれば、いい戦いはできるんですけど。圧倒的に不利になってしまいます!

これを避けるために、ヘイヨーさんは基本的に「なんでもあり」でやっているわけです。


まあ、他にも具体例をあげればキリがないんですけど…

とにかく「臨機応変に戦う」ってことが重要になってきます。考え方も表現も常にニュートラルにしておいて、その場その場に応じて使い分けてるんですよね。

その為には「膨大な情報量」が必要で。いろんな人の本や文章を読んだり、なるべく「固定観念を作らない」ようにする。それでいて、瞬間的には信念を持ってやらないといけないっていう。結構バランス感覚が必要になります。


「笑傲江湖」の話は、おもしろいエピソードがいっぱいあるので、ほんとは何万文字でも書きまくりたいんですけど。超長くなっちゃうので、今回はこのくらいで。またの機会に♪

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。