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おばあさん、カエデを追っかける(進化の歴史~第79話~)

ネコは、おばあさんと一緒に暮らし始めました。

…とはいっても、ネコは気が向いた時にフラリと出かけていって、食事や寝る時間に帰ってくるというコトがよくありました。

一緒に住む


おばあさんは、江戸時代や戦時中の話などをよく聞かせてくれました。ネコが人間の姿をしてアメリカやヨーロッパなどを旅していた時代のコトです。

「あたしゃ、カエデがおらんようになってしばらくして、あとを追っかけた。箱根の峠を越えて、江戸に向かったんじゃ」

箱根の峠


「江戸に到着した時には、もうカエデはおらんかった。横浜の港で外人さんをブン殴ったカエデらしきおなごがおると聞いて、また追っかけた」

外人さんをブン殴ったおなご


「そこにもカエデはおらんで、仕方がなく、あたしゃ港の近くで暮らし始めたというわけじゃ。いつかあの子が帰ってくるんじゃないかと思うてな」

港で暮らす


「ところが、時代は巡り、アメリカさんと戦争になった。毎日のように爆撃機がやって来て、たくさん爆弾を落としていって、それはそれは恐ろしかったもんじゃ…」

爆撃機来襲(夕方)


「結局、カエデは帰って来んかった。でも、まあ、こうしてお前と出会えたし、あたしゃ幸せだね」

気のないフリ

ネコは気のないフリをしていましたが、実はジッとおばあさんの話に耳を傾けて、しんみりしていたのです。


そんなある日、近所でお祭りが開かれます。

ネコとおばあさんは、お祭りに出かけていき、ズラリと並んでいる屋台を眺めました。

お祭りの屋台

おばあさん「せっかくだから、何か買ってあげよう。さて、何がいいかね~?」


選択肢

→ わたあめ

  お好み焼き

  かき氷

  金魚すくい

  お面

どれかを選んでください

※この物語は、読者の反応によって展開が変わっていきます(コメント欄の反応を見て、次の展開を決めます)

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。