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課題を決めて訓練する(後編)

さて、毎日コンスタントに小説が書けるようになったヘイヨーさん。

毎日4000文字ずつ書いていって、月に長編1作は完成させられるようになってきます。

こうなってくると、かなり有利なんですね。量の方はあまり気にせず、質に専念することができるので。

そこで、いろいろ書くようにしました。得意な分野も苦手な分野も関係なく、いろいろな文章に挑戦しました。


たとえば、重い文章ばっかりじゃなくて、軽めの文章を書くようにしたり。

ヘイヨーさん、元々、ビッシリ文字が埋まった文章を書くタイプだったんですけど。それだと「読みづらい」ということに気づいて、改行を多用したりして、読みやすい文章に変えていったんですね。

一見すると「重い文章の方が難しい」と思われるかもしれませんけど、軽めの文章って意外と書くのが大変なんですよ。ま、この辺も訓練ですね。訓練してないと、なかなか書けるようになりません。


ジャンルもいろいろ書きましたね。

「今どきの異世界ファンタジー」に初挑戦したり。安部公房の「不条理小説」みたいなものを書いてみたり。童話とか、恋愛モノとか、方言を使った昔ばなしとか、とにかく思いつくものを片っ端から書いていきました。

長編を2作同時に連載してみたりだとか。1つの長編の中に2つの作品が入っている2重構造になってる小説を書いてみたり。実験的なコトも、いろいろやってみました。


小説って、1度書けるようになると、「似たような作品を量産する」のは簡単なんですよ。頭の中にパターンができあがっているので。

でも、そこで楽をすると成長しなくなっちゃうんです。残りの人生、ずっと「パターン化したもの」しか書けなくなっちゃうんですね。

一生懸命に挑戦してても、どうしても「ある種のパターン」みたいなのは生じてしまいます。それはしょうがないです。でも、そこに甘んじてると、ほんとにマンネリ化してしまうので、できる限りあがくようにしてますね。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。