課題を決めて訓練する(前編)
今回は、ヘイヨーさんが「小説の執筆上達」のために使っていた訓練メニューを紹介しておきます。
まずは、基礎訓練。
さすがに「質うんぬんの前に、最低限の執筆量は必要だろうな~」と思って、課していた訓練。
ヘイヨーさんって、それまでは「長編小説を書くのが苦手」だったんですけど。これは、完全に訓練で克服しました。
生まれ持った資質としては「1000文字とか2000文字の短い文章を書くのは得意」だけど「10万文字とか20万文字に渡る長編を書くのは超苦手」だったんです。
それを克服するためにどうしたかというと…
「毎日必ず小説を書き続ける」という制約を課しました。その次に「文字数を増やしていく」という制約をつけ加えていったんです。
具体的には、こんな感じ。
そこまで達成したら、あとは毎月同じコトを繰り返すだけです。つまり、半年かけて「毎月1作長編小説を執筆する能力」を身につけようとしたわけですね。
この方法、最初の1ヶ月くらいが、ほんとに大変だったんですよ!毎日「最低400文字は書こう!」と思ってやってたんですけど、そのわずか400文字がなかなか出てこないんです。
なので、血反吐を吐く思いでやってました!(しかも、この時は、「毎日1枚イラストも入れる」という制約も課していたので、余計に大変でした…)
それが、2ヶ月目くらいからだいぶ楽になってきたんですね。3ヶ月目とか、スイスイこなしてましたよ。
人間って、慣れるんです!どんな過酷な環境であろうとも!
ところが、3ヶ月でどうにかこうにか長編1作(結局10万文字にはわずかに届かなくて、8~9万文字くらいの作品になったはず)を完成させて、4ヶ月目に入ると、また大変なんですね。
なにしろ、今度は「2ヶ月で10万文字」なので、前の1.5倍くらいのペースで書いていかないと追いつかないんです。
これも、最初は大変だったんだけど、1ヶ月くらいすると楽々こなせるようになってきます。
で、最後の試練(1ヶ月で10万文字の作品)
最初から考えると、5ヶ月が経過した地点ですね。
これまた大変だったんですけど、わずか1ヶ月しかないので、そういう意味では楽でした(短期決戦は結構得意な性格なので)
すると、翌月から、スラスラ書けるようになってきたんですね。
そりゃ、そうですよ。1度やったコトなので、次からはそんなに難しくないんです。人間、「1度でも登った山は、2度目から楽に登り下りできるようになる」ものです。
ここまでで、基本的な執筆量と執筆スピードを誇れるようになってきたんですね~
次回は、「質」を意識した、その後の訓練のお話になります。
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。