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ニューヨークで英語がしゃべれなくて困ったコト

さて、超なめた態度で、全く英語の勉強をせずにアメリカに渡った青年ですが…

やっぱり、困るコトが何度もありました。なにしろ、基本的な会話すらできないんですから。

たとえば、マクドナルドで食事をしようとした時。セットって頼むでしょ?「ダブルチーズバーガーのセット」みたいなヤツを。その時に、相手の先手を取って「ダブルチーズバーガーズセットプリーズ!」のあとに間髪入れずに「スプライトプリ~ズ!」みたいなコトを言うわけですよ(スプライトってのは炭酸飲料の一種です。日本でもあると思うけど…)

そしたら、「え?セットの他にスプライトも欲しいの?」って店員さんがきいてくるんですよ。

「いやいや、そうじゃない!セットのドリンクをスプライトにしてくれ!」って言いたいんだけど、英語力がないものだから言えない!

つまり、不測の事態が起きた時に困るわけです。決まりきったフレーズしか覚えていないと、こういうコトになっちゃうんですね~


あるいは、コーヒーを頼んだこともあって…

「Hot coffe,please !」とか、かっこつけて「A cup of coffe,please !」とか言うわけですよ。そしたら、店員さんが謎の言葉で「〇×☆※×△◇〇」みたいに意味不明な質問をしてくるんです。

それが、何回聞いても聞き取れないものだから「Pardon ?」とか「Please,once more」とか言って尋ね直すんですけど、それでも理解できなくて、ついに店員さんがブチ切れて、ミルクと砂糖5~6個ずつドサ~ッ!とくれました。

そこで初めて理解できるっていう。

「あ、なんだ!ミルクとお砂糖いくつずつ必要ですか?」ってきいてたのか!それを早く言ってよ~」って!(相手はちゃんと言ってるんですけどねw)


さらに道に迷った時にも困るんですよ。

ニューヨークには「自然史博物館」ってとこがあって(ここは超オススメなんですけど…)

入り口のとこに「Free」って書いてあるんですよ。

「Freeって入場無料なのかな?いや、でも、そんなコトあるかな~?」って首をひねってたら、みんなお金払わずに入っていくんです。だから、青年もマネして入場料払わずに入っていったら、誰もとがめないんですよ。

あとから知ったんですけど。アメリカの博物館とか美術館って、ちょいちょい「無料開放デー」みたいなのがあって。たまたま、その日はハロウィンの日だったんですけど。ハロウィンは、自然史博物館無料だったんです。運がよかったですね~

で、その帰り道、「地下鉄に乗って帰ろう~」って思ったんです。ホテルまで。ところが道に迷っちゃって。地下鉄の駅がどっちかわかんない!

実は、自然史博物館って、下に降りていくだけで地下鉄の駅があるんですよ。帝国劇場みたいに。

※この時のお話にも出てきました!


それを知らなくて、1度博物館の外に出ちゃって…

そしたら、もう大変ですよ!だって一番近い駅の側にいるんだもの!確実に1駅分は歩かないといけないわけじゃないですか?それも、全く言葉の通じない見知らぬ土地で。

だから、どっち行ったらいいかわかんなくて、散々迷って。ついに、近くにいた警察官に尋ねることにしたんです。それが馬に乗ってるんですよ!

日本の警察って馬に乗らないでしょ?でも、アメリカの警察は乗るんです!バカデカい馬に!競馬で使う競走馬みたいな!(もしかしたら、その日はハロウィンだったから、お祭りの一環として乗ってたのかもしれないんだけど…)

いずれにしても、馬上からサングラスかけた怖そうな警察官がこっちをにらんでるんですよ。

で、超がんばって「Where is the nearly subway station?」みたいなコトをきいたんです。

そしたら、ムッチャ親切に教えてくれて。「あ、人は顔だけで判断しちゃいけないな~」って、いい教訓になりました!

ただ、問題は「何言ってるかサッパリわかんない」とこなんです。がんばって、近くの地下鉄の駅を尋ねるまではいけたんですけど。英語が聞き取れないんです!早過ぎて!

しょうがないから、「フフン!」ってネイティブっぽく何度もうなずきながら「わかった!わかった!」って顔をして、最後に「Thanks !」ってつけたんですよ。

そしたら、馬上の警察官が「OK !」って迫力ある声で返してくれました!

結局、道はよくわかんなかったんだけど、「Thanks !」のあとは「OK !」

って答えればいいと学びました!


ちなみに、そのあと地下鉄の駅は見つからず散々迷ったあげく1時間半くらい歩いてどうにかこうにかホテルまでたどりつきましたとさ。

ちゃん♪ちゃん♪

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。