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リーゼントの語源を知ってるかい?

ひさびさにいきますよ!ヘイヨーさんの「クイズ語源を知ってるかい?」シリーズ!

このマラソンの語源の回、以来!

今回のテーマは「リーゼント」です。


ポタージュ6分の1とは?

あ、その前に「ポタージュ6分の1」の話をしてもいいですかね?これ、結構重要なので。

その昔、深夜のお笑い番組で「大人のコンソメ」ってのをやってたんですよ。これがムチャクチャおもしろくて!

出演してたのが「おぎやはぎ」「スピードワゴン」「ダイノジ」「劇団ひとり」という、そうそうたるメンバーですよ!

ちなみにDVDも持ってるんですけどね。

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こういうヤツです!

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この「大人のコンソメ」っていう番組内のワンコーナーが「ポタージュ6分の1」だったのです!

毎回、出演者の内の1人が出題者になって、広辞苑から単語を1つ選ぶんですよ。で、残り5つのウソを考える。このウソをどこまでもっともらしく考えられるか?が鍵になってきます。

残りのメンバーは、解答者になって「どれが本当の答えなのか当てる」っていうゲームです。

いずれもトーク力が必須!解答者は「どれが真実なのか?」をたくみな質問で引き出し、出題者の方は嘘八百でかわす!お互いの腹の探り合い!まさに言葉と言葉のバトルなのであります!


…というわけで、前置きが長くなってしまいましたが。実際にやっていきましょう!今回の「リーゼントの語源」は、実際に番組内で使用されていた問題です。


リーゼントの語源その1「パンの形」

昔、デンマークにはリーゼントって呼ばれるパンがあったんですよ。ま、今でいえばフランスパンみたいなもんですよ。フランスにバゲットって呼ばれる長細いパンがあるでしょ?アレの原型です。

のちにエルビス・プレスリーが似たような髪型をしたことから「あ、あのパンに形が似てるよね!」ってことで、リーゼントって名称を髪型に使うようになったのです。


リーゼントの語源その2「命の恩人」

古代ギリシャには、いくつか大きな川が流れてたんですけど。その内の1つが、リーゼント川だったんですよ。でも、この川って最初からリーゼント川って名前じゃなかったんです。

ある日、国王が川辺を散歩してたら、うっかり足をすべらせちゃって、川に落っこちちゃったんです。ところが、おつきの兵隊たちはみんな重い鎧を着てるもんだから、川に飛び込めない!

で、兵隊たちが鎧を脱ごうとオタオタしてたら、王様がおぼれて死にかけちゃったんです。そこに颯爽と現れたのが、旅の吟遊詩人だったんですけど。いきなり吟遊詩人が、川に飛びこんでみごと王様を助けたと。

その際に、水で濡れた髪型が例のあの髪型ですよ。その吟遊詩人がリーゼントウスって名前だったんですけど。そこから、髪型と川にリーゼントという名前が与えられたそうです。


リーゼントの語源その3「武器の名前」

古代インドでは、様々な武器・防具が開発されていたんですけど…

その内の1つが、長細い頭をしたハンマーだったんです。漢字で書くと「理威全斗」

この武器がのちにヨーロッパに伝わって、髪型に名前をつける時にリーゼントになったんですね~


リーゼントの語源その4「イギリスの通り」

イギリスの首都ロンドンには「リージェントストリート」という名前の大通りがあって。この通りで奇抜な髪形が流行ったんですね~!それがリーゼントって髪型の由来…

ではなくて、実は通りの形そのものが例の髪型に似てるんですよ。あとでGoogleマップで調べてみてください。リージェントストリートを上空から見ると、あの髪型そっくりですから!

実際に流行ったのは原宿の竹下通りです。


リーゼントの語源その5「異端の宣教師」

西暦400年前後のお話なんですけど。その頃はまだ、キリスト教って現代ほど知られてなかったんですよ。なので、世界各地に宣教師が派遣されて、広めていったんです。

その時に、ムッチャ優秀な宣教師がいて。現代でいえばトップレベルの売り上げを誇るセールスマンですよ!その宣教師が実に変わった人で。まあ、性格的にも変人だったんですけど、髪型も奇抜で。

その宣教師の名前がリーゼント神父だったわけです。そこから名前が取られて、例の髪型をリーゼントと呼ぶようになったのです。だから、プレスリーなんて後発も後発なんですよ!ただ、リーゼント神父のモノマネをしただけ!


リーゼントの語源その6「古代の刑罰」

18世紀の後半、プロイセン王国は非常に厳しい戒律が敷かれていて。法を犯した者は、何者であっても許されない!罰を受けるわけです。

ところか、全てが重犯罪者ではなくて、当然ながら軽犯罪を犯す人ってのもいたんですよ。そこで反省の意味を込めて取られたのが「恥ずかしい髪型」

みんなから笑いものにされたんです。日本で言えば、坊主みたいなもんですよ。丸坊主にしたら笑われちゃうでしょ?アレと同じように、変な髪形にされることで、反省をうながしたわけです。

その髪型のことをこの刑罰を発明した執行人の名前を取って「リーゼント」って呼んだんですね~


リーゼントの語源:解答編

さあ、みなさん考えましたか?

果たして正解はどれなんでしょうね?

武器の名前かな?それとも通りの形かな?古代の刑罰も怪しくないですか?

では、正解を発表しますよ…


ドゥルルルルルルルルルルルルルル

ジャ~~~ン!


正解は…

4番!「イギリスの通り」でした!!

今回は、※ただし、ソースはWikipedia!だけではなくて、ちゃんと「大人のコンソメ」番組内でもやっていたので、間違いはないはずです!


では、また次回の「クイズ語源知ってるかい?」シリーズでお会いしましょう!

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。