病院のベッドがいっぱいになったら、どうなるか?

「コロナで世界を学ぶ」第40回。

毎日毎日、感染者が激増していき、病院のベッドも埋まりつつあります。このままだと、どう考えても入院するコトができない人が大勢出てきます。

…かといって、ベッドの数を簡単に増やすコトもできません。面倒を見てくれるお医者さんや看護師さんの数が足りないからです。


そこで、どうなるかというとですね…

まずは、通常業務をこなしているお医者さんが、コロナ用に回されることになります。本来、関係ないはずの外科医なども、コロナの診察をしたり、処置をすることも(こういう事態は、実際にイギリスなどで起こりました)

それから、大学で勉強中の医学生が手伝いに来たりもします。まさに「学徒出陣」ですねw(これも、イギリスで実際に起こりました)

あとは、引退した「元お医者さん」とか。こういった人たちを総動員して、コロナの面倒を見ることになっていきます。


ただし、その方法がよいかどうかはよくわからないんですよね。

通常業務にあたっているお医者さんをコロナ用に回せば、当然、他の医療がストップしてしまいます。もしかしたら、救えていたかも知れない命が救えなくなることもあるでしょう。

…かといって、コロナの方をおろそかにしてしまうと、コロナで死んでしまう人が増えていきます。

「あちらを立てれば、こちらが立たず」というわけ。もはや全部を救う手段なんて、なくなってくるんですよ。

だから「感染者の数を増やさないコトが、一番の対策」になってくるわけです。


ただし、よいコトもあります。

学生の内から現場に立つことで、経験を積むことができ、メキメキと能力が上がっていきます。

それから、外科など本来関係のない人がコロナの治療に当たることで、専門外の知識や経験が得られて勉強になったりするんですよ。

あと、思わぬチームワークが発揮されて、団結力が上がります。


ちなみに、これが今年の1月くらいにイギリスで起こっていた事態なんですけど…

まあ、ゆとりがある人は読んでみてください♪


noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。