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エデンの4つの川と預言 聖書考察④

シャローム!
ホーリーランドツーリストセンターの平和です!
今回は聖書考察回です!


いのちの(4つの)川と預言

いのちをもたらす水としてエデンから湧き出た川があります。このエデンの川は4つの川へと流れていきます。

一つの川がエデンから湧き出て、園を潤していた。それは園から分かれて、四つの源流となっていた。

創世記 2章10節
聖書 新改訳2017

この4つの川については様々な議論がありますが、一つの解釈として以下のようなものがあります。
それは、いのちの水を神様の祝福と解釈し、その祝福がアダムとエバから始まり、アブラハムの子孫へと流れていくというものです。

神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。

創世記 1章28節
聖書 新改訳2017

このエデンの祝福が流れていく様子を預言する4つの川を見ていきます。

ピション

第一のものの名はピション。それはハビラの全土を巡って流れていた。そこには金があった。

創世記 2章11節聖書
新改訳2017

ピションの川がの位置について様々な議論がされていますがハビラとい地名に注目してみます。

イシュマエルの子孫は、ハビラからシュルまでの地域に住んだ。シュルはエジプトに接し、アッシュルへの道にあった。彼らは、すべての兄弟たちに敵対していた。

創世記 25章18節
聖書 新改訳2017

創世記25:18を見てみると、ハビラはエジプトの周辺にあったようです。つまりピションの川はエジプトに向かって流れていたと考えることができないでしょうか。

ギホン

第二の川の名はギホン。それはクシュの全土を巡って流れていた。

創世記 2章13節聖書
新改訳2017書

ハビラ同様、ギホンの川の位置は様々な議論があります。
ハビラ同様に他の聖書の箇所を見てみます。

このヒゼキヤこそ、上方にあるギホンの水源をふさぎ、ダビデの町の西側に向かってまっすぐに流した人である。ヒゼキヤは、そのすべての仕事を成し遂げた。

歴代誌 第二 32章30節
聖書 新改訳2017

ギホンという言葉はエルサレムの水源として何度も登場します。

ティグリス・ユーフラテス

第三の川の名はティグリス。それはアッシュルの東を流れていた。第四の川、それはユーフラテスである。

創世記 2章14節
聖書 新改訳2017

ティグリス川・ユーフラテス川は言わずとも知られていますが、メソポタミア文明の川ですよね。
聖書の中でもティグリス川(ダニエル書10:4)・ユーフラテス川(列王記第二24:7)はメソポタミア文明の川を指します。

ここで注目したいのは
ティグリス川上流に最大都市ニネヴェを持つアッシリア
ユーフラテス川に広がる都市バビロンを持つバビロニア
です。

4つの川が象徴するもの

上記の解釈をもとに4つの文明・都市を並べると

  1. エジプト

  2. エルサレム

  3. アッシリア

  4. バビロニア

なんと!アブラハムの子孫(イスラエルの民)がヘブライ語(旧約)聖書で辿る軌跡の順番になります!

  1. エジプト→ヨセフ〜出エジプト

  2. エルサレム→ダビデ王家

  3. アッシリア→北イスラエル王国滅亡

  4. バビロニア→ユダ王国滅亡 (バビロン捕囚)

実際に聖書を読んでみるとエデンの祝福「生めよ。増えよ。地に満ちよ」がこれらの地で流れて受け継がれています。エルサレムに関しては言うまでもありませんが、エジプトと捕囚時にも受け継がれています。

例えばヨセフたち含むヤコブの家族はエジプトでは

さて、イスラエルはエジプトの国でゴシェンの地に住んだ。彼らはそこに所有地を得て、多くの子を生み、大いに数を増やした

創世記 47章27節
聖書 新改訳2017

捕囚の民に対しても神様はこのように言われます

「イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。『エルサレムからバビロンへわたしが引いて行かせたすべての捕囚の民に。
家を建てて住み、果樹園を造って、その実を食べよ。
妻を迎えて、息子、娘を生み、あなたがたの息子には妻を迎え、娘を嫁がせて、息子、娘を産ませ、そこで増えよ。減ってはならない

エレミヤ書 29章4~6節
聖書 新改訳2017

最後に

エデンの川から始まるこのいのちの水というテーマは新約聖書にも度々登場します。(サマリアの女の物語など)
その集大成がキリストの十字架であり、ヨハネはしっかりとそのことを書き記しています。

しかし兵士の一人は、イエスの脇腹を槍で突き刺した。すると、すぐに血と水が出て来た

ヨハネの福音書 19章34節
聖書 新改訳2017

さらに黙示録で

御使いはまた、水晶のように輝く、いのちの水の川を私に見せた。川は神と子羊の御座から出て、
都の大通りの中央を流れていた。こちら側にも、あちら側にも、十二の実をならせるいのちの木があって、毎月一つの実を結んでいた。その木の葉は諸国の民を癒やした。

ヨハネの黙示録 22章1~2節
聖書 新改訳2017

新しいエデンにはいのちの川が流れています!
聖書考察
シリーズ続きます!

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参照


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