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Webライターと時間管理

1日8時間、1週40時間という法定労働時間は
フリーランスには適用されない
良くも悪くも自由なわけだが
挫折した今ふりかえってみると、この自由がとてもおそろしく感じる


会社には就業規則がある
例外はあれど、基本的に出社時間と退勤時間は決められている
もちろん、この拘束時間も給料のうち
誰もがそういうものだと無意識にスルーしている苦痛だ
だから意識を向けたとたんに夢を見る
労働時間を自由に決められたらどんなに働きやすいだろうと
わたしは仕事場の居心地が悪かったので
会社に拘束されなければいつまでだって仕事していられると
根拠もなく自信をもっていた
お茶しながらでも、旅行しながらでも
パソコンさえあればできてしまうのがWebライター
仕事とプライベートをきっちり分けなくてもいい
とにかく、自由なほうが絶対に効率よく働ける
そう信じて会社を辞めた

拘束時間がないのは楽で便利だ
特に、平日に出歩けるのはいい
銀行や役所はもちろん、カフェだって空いている
これがやりたかったんだと、はじめは快感に浸った
しかし次第に
労働日と休日の境目がないことに苦しみ始めた
一つ終わればまた次の締め切りがやってくる
休日を設けるより、やってしまえ
その繰り返しで、いつまでたっても休日がこない
月から金まで働いて、土日休んで、あぁまた月かと憂鬱になる会社員
あれほど嫌でたまらなかった生活が、恋しくなってきた
きっちり働いて、きっちり休みたい
フリーランスを経験して、わたしの考えは360度回転して元に戻った


自由を手に入れると、ついうれしくなって
自分に甘々な働き方をしてしまう
初心者のうちからそれをやってしまうとクセがつく
土台作りの期間は、ただでさえどんなに働いてもお金にならないのだから
会社員と同じように労働日と休日のメリハリをつけ
時間管理をしたほうがいいと思っている

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