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止まらない円安

外国為替市場で急速な円安が進行している。
7日には一時1ドル=144円99銭と金融危機の真っただ中で日本経済が揺さぶられていた1998年8月以来、約24年ぶりの安値となった………

売りを失敗した ……もう少し待てば!
写真の収益は外貨が多いので ……

でも普通に考えると非常に マズイ状況!
これまで日本では、円安は自動車など輸出企業の収益増や外国人観光客の来日につながるため、日本経済にプラスとの見方が多かった。
しかし、近年は多くの日本企業が海外に生産拠点を移し、輸出面でのメリットが小さくなった。
観光でもコロナ禍で訪日外国人が激減し、当面は円安の恩恵が生かし切れない。
さらに、ロシアによるウクライナ侵攻で、エネルギーや食料品の価格が高騰し、輸入物価を押し上げる円安は企業や家計に大打撃を与えている!

なぜ今、円安が進むのか。

日米の金融政策の違いが主な原因だ。
歴史的なインフレを抑え込むため、大幅な利上げで金融引き締めを行う米国と、新型コロナウイルス禍からの景気回復を下支えするため日銀が大規模金融緩和を続ける日本との金利差が拡大している。
しばらくは両国の政策スタンスが変わらないとの見方が市場で広がり、円を売って高金利で運用に有利なドルを買う動きが活発になり、急速な円安につながった!!!

今回の円安は日米の金融政策の方向性の違いに沿った動きとも言え、インフレ抑制を優先する米国がドル安を望まない中で、政府・日銀が急激な円安阻止のため市場で為替介入を行うことも難しい。
当面、円安基調に大きな変化はなさそうだ………
非常に困る!

そして、更に日銀が発表した8月の企業物価指数は18カ月連続で前の年の同じ月を上回り、過去最高を更新した ………

企業の間で取引するモノの価格を示す8月の国内企業物価指数は2020年を100とした水準で115.1で1年前から9.0%上昇した!

18カ月連続で前の年を上回り、調査を始めた1960年以降で最高らしい ………
どうなる日本よ !!!

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