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エッセイ 猫だけどビッグマウス(2023年6月のネコ戦記)

 毎月、月の終わりあたりに、その月の公募活動などをあけすけにかいています。なんてあけすけな! 恥を知れ!
 というわけで、2023年6月のネコ戦記です。

 今月は公募が一個も出せていません。文学フリマの出店準備で精一杯でした。
 noteの記事もいきなり切れてしまいましたね。私はnoteの記事をスケジュール化しておりまして、予定を組んで一定のストックをためることで毎日(最近は切れ気味)投稿を実現させていました。うまく運用できているうちは楽なんですが、一度崩れるともう、坂を転がり落ちるが如くです。ずるずる書けなくなります。途中で諦めて、代わりにいいお休みになりました。

 反省点として
① 文学フリマに出す新刊はもっと長期的なスケジュールで作る。
②たまにはnoteをお休みしてもいい

 ということでしょうか。最近は「何文字くらいなら今日中にかける」というような変な自分への過信があり、書くものが荒くなっていると思います。お題回答にしてもそう、もっと丁寧に書きたい。公募もそうです。もっと時間をかけないと話にならないのでは、と思うことが多々あります。

 岩手県への旅行の前後に本棚の本を段ボール二箱分ほど古本屋さんに売りました。本を作るのがあまりに忙しくて、生活にかける時間を減らすために物を減らしたんです。Tシャツやら雑貨やらもごっそり減らしました。部屋を空っぽにして、ようやくものづくりと仕事と家事が両立できるようになります。怖いな、と思う。キャパシティの小さい自分は何かをしようとする度に何かを削らなきゃいけなくなります。まともにお話を書けるまでにあと何をどれだけ減らせばいいんだろう。

 web光文社文庫Yomeba!第21回ショートショート公募「家電」優秀作品(取り上げられる作品は「入選」なので、落選作ってことですね)にご選出いただいています。

 いいですね。
 「ストーリーが動かない」は私の致命的な欠点です。狭義の「小説」には私の作るおはなしは届いていないと思います。新しい表現って意味ではありませんよ。ただ、稚拙なんです。

 文章には読む力と書く力があると思います。私は書く方よりも読む方の力の方が強い人間だと思う。(希望的観測かもしれません。なぜならそうじゃないと文章力そのものがきっとのびないと考えているからです)持って生まれた性格でざっくり読みがちなのは否めないけれど、ここがダメだな、と思っているところをはっきり指摘されるのは、とても気持ちがいいです。そのうちnoteにのせますが、私の書いた話はでっかいダジャレの域を超えていないと思う。その上、予選通過作を見る限りアイディアもありふれています(自分が題材にした『洗濯機』をタイトルにも持ってきた応募作が複数ありました)。きっとビギナーズラックで「きれいにまとめたで賞」をいただけたのだと思う。

 先月は雑誌公募の一次、今月はYomebaの予選通過。ようやく戦場にあがる資格がもらえるようになってきたのはとても嬉しいことです。今年中に成果が出せるかはわからないけれど、まずは予選通過で息が止まるほどびっくりしない程度にいけるようになることが目標ですね。上がれるかなあ。2年かけてもあがらなかった物語構成力。兎にも角にも、まずは書かないとですね。

 道のりは長いけれど、ビッグマウスと参りましょう。(猫ですがね!)

 でも、いいね。
 正当に落ち、修正すべき課題があり、鼻っ柱が折れて道のりははるか先。
 こういうのは好き。
 (=゜人゜=)b✨

エッセイ No.60