見出し画像

【シャニマス考察】あさひの二面性?ストレイライトのユニットテーマってなんだろう

ストレイライトのテーマとは?

283プロのユニット「ストレイライト」
メンバーである黛冬優子と和泉愛依。
ふたりは本当の自分は出さず、別の自分を演じる事でアイドル活動をしています。
対してセンターのあさひは何一つ演じていない純粋なキャラクター。
2人とはだいぶアイドルとしての在り方が違うように思えます。
メンバーの二人と共通点の見えないあさひ。
彼女がストレイライトに選ばれた理由はなんだったのでしょうか?
そしてストレイライトのテーマとは何なのか?
この二点を中心に、彼女たちの纏う迷光とは何なのか考察していきます。

今回の記事内容を動画で投稿しています。ダイジェストでコミュ内容を入れてありますので、よろしければこちらもお願い致します。

結局初イベントに全部詰まってる

ストレイライト公式のユニットイメージ。
「身に纏うは迷光、少女たちは偶像となる」
実在と非実在を行き来するカリスマ的アイドルユニット。アイドルというアバターを身に纏い、歌うは真実か、狂気か。解き放たれた迷光が、今日も世界を奔る。
メンバーはあさひ、冬優子、愛依、の三人。
この三人のプロデュースを進める事で、このユニットのテーマらしきものが見えてくる。
分かりやすいところで言えば、
黛冬優子は誰からも愛される「カワイイ自分」を演じている
和泉愛依はあえて自分を抑える事でアイドルとしての自分を演じている
といった具合に、この二人からは「本当の自分」と「アイドルとしての自分」があり、言うなれば「二面性」というキーワードが浮かんでくる。
ストレイライトは和訳で迷光
(迷光:光学機器の内部に発生する、不必要な光の反射や散乱)
身にまとうは迷光、少女たちは偶像となる
迷光、つまりはもうひとつの自分を身に纏う事で偶像、アイドルになるという事か?
なるほどそれっぽいかもしれない
(本体にもうひとつの自分という光を当て、偶像が浮かび上がる図)

しかしここで疑問。
「あさひって二面性なくね?」
あさひはプロデュース全体を通し、オフでも仕事でも自分を偽る事なく本当の自分しか
出てこない。どこかに隠れたあさひの二面性があるのだろうか。もしくは別のキーワードが存在するのか。三人に共通するものとは何なのか。

結論から言います
”迷光”とは、彼女たちの人生観とも呼べるアイドル理論であり、
”ストレイライト”のテーマとは、「アイドル」という概念の多様性である。

何故こういう結論に至ったか。
その理由は、ストレイライト初のイベント”straylight.run()”にすべてが詰まっている。

このイベントは三人がユニットとして結成するところから始まり、ユニットとして仕事をしていく中で、それぞれのパーソナルな部分がとても濃く表現されているシーンがいくつかあるので、それらをピックアップしていく。

第1話 FREEDOM
冬優子とあさひ2人での仕事が終わった、その帰り道のシーン。
ここでは二人の人生観とも取れる考えが見られる。
冬優子はみんなに好かれたい、そうでなければ、アイドルはダメになる。
あさひは好き嫌いは相手の自由、仕事をこなしていれば認められるはず。
ほぼ真逆の考えであり、この時点で既にアイドルとはどうあるべきか、捉え方がかなり違っているというのが分かるだろう。

画像3

第3話 SING IT!!
まずは愛依が合流し、ユニットとしてミニライブのお仕事が終わった後のシーン。ここではあさひ、冬優子をどう捉えているのか、愛依の考えが語られる。結論から言えば愛依は二人を決して否定しないのだ。あさひのぶっ飛んだ行動力を尊敬すると言い、冬優子を面倒見の鬼で、あさひの強いストッパーだと言う。ここではあさひ、冬優子をどう捉えているのか、愛依の考えが語られるが、愛依は二人を決して否定しないのだ。あさひのぶっ飛んだ行動力を尊敬すると言い、冬優子を面倒見の鬼で、あさひの強いストッパーだと言う。
それまであさひと冬優子は、お互いの考えを受け入れられずにいる描写が多くあった。しかし愛依は二人を尊重し、ナチュラルに受け入れているのが分かる。ここ重要。

第4話 INVISIBLE
レッスン後、あさひと愛依の帰り道。
ここで語られているのは、あさひから冬優子がどう見えているか。何故楽しくないようにするのかと、理解出来ない部分はありつつも、全部を否定している訳ではない。むしろ何故そうするのか知りたがっている節もある。しかし結局はよくわかっていない。ここで注目してほしいのは、あさひが冬優子の考えに一部共感を示している事。そしてもう一つ、何故楽しくないようにするのかと、理解出来ない部分はありつつも、全部を否定している訳ではない。むしろ何故そうするのか知りたがっている節もある。しかし結局はよくわかっていない。
そしてもう一つ、愛依は既に冬優子の核心部分を少なからず理解している事が分かる。そして、それを否定するような事はしていけないと、あさひに諭している。愛依は冬優子の考えも尊重しつつ、あさひの考え方も決して否定しない。ここ重要その2。

第5話 FALSE
注目してほしいのは、冬優子とあさひのセリフ。
冬優子はあさひを真っ直ぐで強い人と評価し、あさひは冬優子をこれまた沢山我慢出来て強い人だと評価している。そう、お互いの考えを否定するのではなく、自分とは違うと言いながらも、互いに強い在り方だと認めている。ここ重要その3。
そしてその後のシーンでは、それまで二人のように自分の考えを表に出さなかった彼女だが、ここで初めて発した。二人のような考えはないが、「今のうちの、全力で!」やってみせると語っている。これこそ愛依のアイドルへの向き合い方であり、二人と並ぶに十分な在り方ではなかろうか。

画像2

第6話 LIBERTY
ついに感情をぶちまける冬優子。あさひがやった事に対して、そんなの通用する世界じゃないと否定します。しかしそれだけではない。悔しくて泣いていたのだ。
これまでのイベントを振り返ると分かる通り、冬優子はあさひの、自分を偽らない在り方を強いとし、また羨ましいとも言っている。どういう事か?自分が憧れているあさひの在り方が通用しないという現実を見せられ、悔しかったのではないか。それほどまでにあさひを認めているからこそ、自分の事のように涙を流してしまったのではないだろうか。
その証拠に、愛依がフォローしようとした際には「そんな事は分かっている」と言っている。あさひがやった事は決して間違いではない、けれど正解でもない事を理解しているのだ。

ENDING
冬優子のパフォーマンスを見て、あさひはついに冬優子の考えを理解した。
あさひは、自分の考えは間違いだったと謝罪した。しかし冬優子はその謝罪を受け入れない。つまり間違いだったと思っていないのだ。そしてあさひがセンターなんだと強く念を押す事からも、あさひの在り方を尊重している事が伺える。

そして最後のシーン。

画像1


そう、あさひがそれまでよくわからなかった冬優子を理解し、尊重し、冬優子の在り方を認めた瞬間である。
そして三人が互いの在り方、考え方、人生観とも言えるものを理解した時、プロデューサーの言う通り、良い「ユニット」になったである。

いかがだろうか。冬優子とあさひを中心に、「考えのぶつかり合い」が多く描写されている事がお分かりいただけると思う。三人がそれぞれ違う考えでありつつも、最終的には決して否定する事もなく、そして染まるでもなく、認め合う。そうしてストレイライトは始まったのである。

まとめ

イベントにて一貫して描かれていたそれぞれの「考え」。それはアイドルとしてこうあるべきという考えであり、アイドルとして輝くための在り方、つまり「アイドル理論」である。そう、「迷光を纏い、偶像=アイドルとなる」のである。
またメンバー3人のアイドル理論はそれぞれ異なる。それには正解も不正解もなく、ただ認め合う、つまりそれは多様性であるといえるだろう。
個性とも言い換える事が出来るし、それなら他のユニットも個性あるだろうとお思いかもしれない。
しかしストレイライトが他のユニットと大きく違っているのは、メンバー間の関係性もそうだが、
「私がアイドルになる」のではなく、「私のアイドルを表現する」という点。
自身がアイドルとしてどうこう、というものとは別方向であり、あくまで
「これが私のアイドル」という彼女たちの信念をぶつけてきている。
故にそれを表現する為に「演じている」ように見えるし、それが二面性という分かりやすい印象になっているのだ。

こう捉えると言わば「作りモノ」感が出てきてしまうが、そうじゃない。
彼女たちはその「作りモノ」に全力を注いでいる。自分を磨き、歌やダンスを必死に練習して、そうして自分の信念とも言える「アイドル」を作り出す。
それはとても尊い事であり、彼女たちを応援する理由に他ならない。

迷光という名の信念を身に纏い、彼女たちはアイドルとして降臨する。
その信念はそれぞれ確固たるものがあり、たとえ仲間であっても譲れない。
しかし否定もしない。ただ受け入れ、真っ向から勝負している。
このユニットの真のテーマとは二面性でも演じる事でもない。
ストレイライトとは、アイドルという概念の多様性を内包し、それらを表現したユニットなのである。

以上これにて。

※これはあくまで私個人の意見であり、それを強要するものではありません。もしこれを見ていただけたのならば、そのご感想やあなたの考えを是非聞かせてください。

アイドルマスター シャイニーカラーズ公式
https://shinycolors.idolmaster.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?