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たらたらヒップホップ語る③

こんばんは~、3回目です。お久しぶり!
寒くて寒くて朝は布団から中々出られません、皆さんもきっとそうじゃないかな。

だけど朝イチで外に出て煙草を吸うとき、冷たい空気が煙と融けあっていつもより尚美味く感じるのがなんともたまりません、冬はメンソって清少納言も言ってた()

時候の挨拶らしきものもほどほどにしてHIPHOPの紹介でも…
本日は二曲ほど紹介させていただきます。


おススメHIPHOP紹介①


OVERKILL (FUJI TRILL & KNUX) × ViryKnot - Hi Hater Feat. Yurufuwa Gang & Jin Dogg

はい、一発目から凶暴なやつを。
最近のぼくのお気に入りの一つです。

これプロモーションも特殊でjin doggがクラブで喧嘩している様子を客演で参加しているゆるふわギャングのNENEが撮影してインスタに乗せるっていう風にあたかもガチな感じでリスナーに宣伝していたんですよね、その実MV撮影だったってオチです。
彼の纏う獰猛なイメージを上手く使っていると思います、あっ晴れ。

肝心のサウンドについてですが、これまた珍しいトラップメタル、スラッシュメタル(おそらく)、ハイパーポップの融合です。
打ち込みと生音の時に別れ、時に一体化し、時に互いを間断なく往来する様には終始ワクワクさせられっぱなし、圧倒されるばかりです。
ここまで変則的なビートはヒップホップシーン全体を見回してもなかなか見つけられないことでしょう。
いやわかんない、ぼくのディグが足りないだけかも()

以前よりメタルやパンクなサウンドを使いこなすjin doggは期待通りの熱量を以てトラップメタルパートで吠えまくっていたわけですがまさかゆるふわギャングの二人がこんな激しいビートを乗りこなすとは予想だにしていませんでした。
ryugo ishidaとNENEの狂暴凶悪な一面を垣間見ることができました、もう数曲トラップメタルやってほしいくらい。


おススメHIPHOP紹介②


DJ CHARI & DJ TATSUKI - Innocence feat. Hideyoshi, Only U & (sic)boy

一発目がエゴすぎた気もするので二曲目はキャッチーなナンバーを紹介していこうと思います。

聴いてくださった方はイントロで”お??”と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。
それもそのはず、この曲ビートにSIAM SHADEの名曲”三分の一の純情な感情”のイントロをサンプリングしているんですよね、るろうに剣心のOPで使われてた。
タイトルと相俟って実質オマージュソングのような位置づけではないでしょうか。

邦ロックって意外と国産エモラップでサンプリングしているケースが少ないのでこういった形で使われているのは個人的にうれしい限りです。
もっと色々な邦ロックがサンプリング素材として用いられるようになってほしくはあるのですが著作権的に厳しいんでしょうかねきっと…

ラップは本当に三者三様という感じです。それぞれきっちりとフロウのキャラクターが分かれているので聴いていて全く飽きが来ない。

フックも担当しているhideyoshiは割とプレーンに文字通りの純情を歌い上げていてわれわれリスナーにとっても口ずさみやすい部分だと思います。

Only Uは独特のマンブル(発音を不明瞭にした)ラップで中間パートを彩ります。
最初は聴いていて合わないな、微妙だなーって感じていたんですがyoutubeのコメント欄の多くの方々が仰るように聴いていくうちに沼にはめる、追熟させるタイプですね。

そして最後のヴァースを飾るのはsicboy。
こういうロックなビートの上で歌わせたら彼は無敵ですね、もう一発で惚れこみました。
ほとんどロックバンドのボーカルのようなラップを披露していますが”三分の一でも伝われば~”の部分からは原曲のイントロをフロウ毎サンプリングして歌い上げています。
邦ロックをルーツの一つに持つ彼ならではのリスペクトの表わし方だと思います。


あとがき

今回はメタルやロックのエッセンスの入ったヒップホップを紹介させていただきました。

この選曲にした理由というのも一応あって、ヒップホップをあまり聴いたことのない方々に対してイメージを変えていただきたかったというのがその大きな一つです。

以前執筆した記事でも述べたこととは思いますがヒップホップはあらゆるジャンルを吸収できるポテンシャルを持った音楽です。
上記の二曲のようにロック、メタルの手法や世界観をそれぞれ吸収したヒップホップも生まれています。
ヒップホップと一言で言っても多様なサブジャンルが存在しているわけです。
この二曲との出会いを機に気が向いたら色々なヒップホップを聴いてみてください、中には皆さんにとって馴染みやすいサウンド、スタイル、ジャンルの曲も沢山あるかと思います。

まあ、あんまり何曲も一つの記事に入れるとこの記事を観てくださる皆さんにも飽きが来るでしょうしぼくの執筆のモチベーションと集中力が続かないので本日はこのあたりで…笑

またたらたらと綴っていきます、それでは。










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