5月22日:理念と現実は混ぜるなキケン。
おはようございます。
ポンコツでペラペラ
思慮が浅く教育を語る資格のない男・へいなかです。
「人生のすべてを教えることなんて目指してないしできない」と言ってるにも関わらず、「こんな人に教えてもらいたくなんかないし、目指さないでほしい」みたいなのが来た時にはもう腹抱えてわら #やめろ
ま、お祭り騒ぎはもうおしまい。
せっかくなので改めて感じた「議論の枠組み」の話を書いてみます。タイトルのとおりですが、「今の議題が理念なのか現実の改善策なのか…をきちんと考えた方がいいよね」という話です。
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世の中にはいろんな目指すべき理念がある。「ジェンダー平等〜」はSDGsの1つだ。
今挙げたものはたぶん、よほど偏った感覚の人でなければ、おおむね賛同できる理念だろうと思う。それはつまり理念自体の是非は議論の土台にならないってことだ。
と言われて、「え…なんで?別にそうじゃなくてもよくない?」って人は
基本的にはいないはず。
だから議論のスタートは「現実を見つめること」からだし、その上で改善策を模索することが議題になる。
ところが…
世の中そんなに答のわかりきった理念ばかりじゃない。むしろ理念自体が議題になってしまうものの方が多いんじゃないかと思う。
学校にはよく教育目標などで「がんばる子・まじめな子・思いやりのある子」などが書かれているが、昨今はがんばることを求められ過ぎて困ってる子もいて、理念として掲げることにも疑問符がついてたりする。
そういう意味で理念を話し合うこともまた大事な話になってきた。
なんて最たるものだろうし、少年法や矯正教育だって常に、その理念と現実の間で課題を抱えてきた。
理念を語るのは難しいし、理念(目指すべきもの)が明確になっても現実を変えるのはさらに難しい。
ただ…
確実に言えることは、理念と現実は同時には語れないってこと。…もう少し詳しく言うと…
ということ。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。