見出し画像

10月20日:護身術上級を取った時の話。

おはようございます。

急激な気温の低下と曇天に慌ててヒートテックを実装したあべです。

#今日は暑い  
#同じ気温でも日差しがあれば暖かいということを忘れてた  

実は先程、突発的にTwitterスペースでお話してました。いろんなお友だちと少しずつ雑談して,はじめましての方もいてとても刺激的な時間になった。

ひとしきり雑談し終えてラスト10分ひとり喋りすることになって即興で「感覚と認識のアップデートの重要性」なんてお話をさせていただいた。

今日はその話と今朝のツイートを踏まえてふと思い出したことについて。

スペースでの話やツイートとは直接は関係ありません。それらの影響でたまたま思い出した1年位前の話です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー

1)護身術検定

法務教官は公安職。当直の時は夜間巡回もするし、手錠を使った護送や暴れている人の制圧もする。

だから

子どもの身体を傷つけず、こちらの身体も傷つけられずに制圧・連行するために、法務教官は護身術を学ぶ。初級・中級・上級と3段階が用意され、現場では3年に1回検定を受ける。

僕は丸9年で退職したが、上級まで取得することができた。つまり初球はもちろんのこと、中級・上級も1発で合格した。

聞くところによると、僕が勤めていた施設では上級合格者は過去に(少なくとも25年間)いなかったようで、実質僕は施設初の上級取得者になった。

中級を受検した時に、上級の検定を受けていた数名の先生はたしかに全員落ちていたし、そのうち半分くらいは2回以上連続して不合格だったと思う。

上級は1発じゃ合格させてもらえない

なんてジンクスも耳にした。残念ながらそのジンクスは僕によって覆されたけれども。

護身術の上級は、ハッキリ言って中級までとは全然ちがう。検定の内容も、検定自体にかかる時間も、そして求められる技術レベルもまったく別物だ。

一人の術技者としてではなく指導者としての力量が求められるから、どの技がどんな目的でどう動くものなのかを口頭で説明したり、初級中級の受検者者に対しての指導も検定の一環でやらされる。

検定の日は、痛めた古傷の右膝を少し引きずりながら一日中緊張しっぱなしだったのを覚えている。

無事に合格。

法務教官は教育と保安の両輪をきちんと回せなきゃ戦力になれない。もし片輪になるなら教育ではなく保安を行うべきだ。教育できなくても最悪なんとかなるが、逃走事故なんて起こしたら洒落にならんからだ。

その意味で護身術の上級取得はとても大きな意味を持つ。ベテランですらなかなか越えられなかったところに到達したわけだから、保安職員としての信頼も篤くなる。

僕がアホなジンクスを打ち破って一発で合格できたことにはもちろん要因がある。

ここから先は

1,272字

こんにちは!へいなかです! 非行少年の地域定着支援を仕事にするべく、経済的な基盤をつくるためにアレ…

へいラボ|スタンダード

¥1,200 / 月

へいラボ|ガチ勢

¥3,600 / 月

放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。