1月17日:人付き合いの本質は片思い
おはようございます。
以前どこかで、「上流階級の人は付き合う人を人脈で選ぶ」的な話を聞いてしっくりしつつ、俺とは違うなと思ったThe 中流男ことへいなかです。
SNSで無数につながれるようになった分、どこまで付き合えてるかはわかりませんが…縁した人とは、その人が何ももっていなくてもきちんと付き合いたいなと思っています。
さて今日は
改めて思う少年院や非行少年との連携の難しさと人付き合いの切なさについて。
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1)もはや他人の僕
詳しいことは言えないけれど、先日、元の職場に連絡を入れました。ある方から「少年院でやりたい企画がある」という相談を受け、その顔つなぎをしたのです。
「ある方」自身、実は毎年少年院に足を運んでくださっている方で、職場としても大変お世話になっている。
だから、御本人が直接連絡することももちろん可能。院長に直接つながるだろう。
それでも僕のところに相談に来たのだから、きっと職場の動きが遅かったのだろう。僕から職場に連絡し、院長に情報提供して直接連絡を取ってもらうことにした。
が
それ以来特にこちらには音沙汰がない。
院長からも「ある方」からも。
ここからは経験に基づく推測だが…たぶん企画は進んでいく。でもその進捗は僕には一切知らされないだろう。僕が外部の人間だから。
世間的に見れば僕は「元法務教官」で、少年院側の人間だけれど、少年院から見れば僕はもう立派な外部の人間。
少年院の中のことは基本的に知ることができない。僕に対する進捗の報告は情報漏洩という判断だろうと思う。
このへんの考え方は実に難しい。
「地域に開かれた施設運営」なんて耳障りのいいことを何年も言い続けているわりに、思考停止でどこが提供できる情報かを考えるまでもなく「一切情報は出さない」に踏み切る人達が99%の世界だ。
僕が窓口になっていた時は、機密情報にならない範囲でどんどん情報を交換し、その中から企画を生み出してきたのだけれど…
僕がいなくなった今、あの施設に外との窓口をこじ開け続ける人間はきっといない。
これはちょっと、もしかしたら僕の想像以上に厳しい話で…辞めた僕が少年院に対して何かをするというのは結構ハードルが高いのかもしれない。
僕が中にいた時には「そういう人と連携したい」と思っていたのだけれど。
少なくとも僕が勤めていた施設は今、そういう雰囲気にないようだ。
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2)すぐに連絡が途絶える教え子たち
Twitterで顔と名前を明かして以来、10人くらいの教え子たちが連絡をくれた。
嬉しい報告の時もあれば
深刻な悩みの時もある。
どんな連絡でもきちんと返事をして、その直後には非常に嬉しそうな反応を示す。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。