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自転車操業も続けば本物と言えるかな。
1.本番直前まで手が動かない男
法務教官の2年目、僕は視聴覚教材の担当になりました。週末や祝日に見る映画を選定し、「シアターガイド」として集団寮で掲示する係。毎週違う映画を一年分…祝日や年末年始などを合わせると52週で75本くらいは映画を選ぶ。
映画好きの僕にとっては願ったり叶ったりの仕事だったが、毎回締切には追われてた。
シアターガイドは月刊。当然月末には翌月分を決裁に回さなければならない。テキトーに済ますこともできるが、年間75本…1本2時間として150時間も使えるのなら教育効果を生み出したいと考える僕。
季節や行事とからめながら、その紹介の仕方まで含めて毎回作り込んだ。…が、本格的に考えられるのはいつも、27日くらいからだった。
直前になるまで考えられなかったからだ。
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2.まだ見ぬ未来に自分を飛ばす
「翌月の予定」は、当然ながら未来の話だ。その未来が現実となって目の前に表れた時どんな状況かは、未経験だから想像するしかない。詳細に想像できなきゃ、見せる映画を絞り込めない。
締切がせまってくるまで考えられなかったのは、遠い未来の方が想像が難しいからだと思う。近づけば近づくほど、より体感的に未来を描ける。
あらゆる情報を組み合わせて未来を想像し、その真ん中に自分(と子どもたち)を置く。そうすることで、何を見せればいいかが絞り込めてくる。ふとひらめいたりする。
ま、かっこつけて言ってるけども、要するに想像力がなかなか動かないからいつも〆切間際になるというダサい話。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。