我が家の教育 成果と報酬

テストで、マラソン大会で〇番以内に入ったら、何かを買ってあげる、或いは〇円あげる。こういう目の前に人参をぶら下げる方法は、報酬がなければ動かない子どもになってしまうのでよくない、という記事を読んだことがあります。私はある意味正解で、ある意味間違いのように思っています。どういうことかと言うと、全てに当てはめることが難しいから。
例えば、掃除、洗濯、お風呂掃除なんかの「お手伝い」に当たるものは、毎日発生するものなので、1回〇円とすると数える事もあいまいになるし、1週間〇円とすると、欠かさずにやらないといけないしで、正確に判定することが難しい。また、「お手伝い」は家庭の協業だから手伝える時は子どもであれ、やって当然だと思います。こういった事は適さない部分だと思います。
では、どんな時に有効なのか。それは冒頭で書いたような、テストや大会のなどのイベント時ではないかと思います。もちろん、何でもいいわけではなくて、本人の目的がない場合に限ります。「チームで頑張って部活の大会で優勝したい!」これは、「みんなで喜びを分かち合いたい」が報酬なので、こちらから報酬を提示する必要がありません。反対にマラソン大会や学校のテストなんかのそれ自体に目的がない場合(本人はやりたくないのに仕方なくやらなきゃいけないとか)は、報酬をつけた方がモチベーション維持に繋がると思います。

お金やモノで子どもを釣るのか? その答えはイエスです。「子どもを」という部分は必要ないと思いますが。自分(大人)に置き換えた時に、働く上でのモチベーションは何にかと考えると、お給料がどれだけもらえるか?あるいは自営であれば利益がどれだけ出るか?のはずです。いやいや、私は皆が幸せになればいいですといった、ホスピタリティオンリーの人もいるかもしれません。その方は経済的に自立している人でしょう。成果に対して報酬があるのは、いつの時代も同じはずです。それが子どもだから当てはまらないというのは違うのではないかというのが我が家の考え方。

お小遣いあげてるんだから必要ないのでは? これもちょっと違います。お小遣いはベーシックインカム。子どもにとっては必要経費又はサラリーです。お金と付き合う上で必要な部分なので、これは成果と報酬からは別で考えます。あくまでも頑張って成果があった時のご褒美が報酬です。子どもたちも、お小遣いと報酬は使い道を別で考えているように思います。お小遣いは計画的ですが、報酬(かれらにとっては臨時収入!)は、結構パッと使っているようです。「あぶく銭は使ってしまえ!」ではないですが、それがモチベーションに繋がるならいいんじゃないんでしょうか。

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