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タイポ展に参加して良かった。

8/23〜9/5、デザインフェスタギャラリーWESTにて開催されていた「タイポ展」に参加しました。前回の記事でも触れましたが、展示が中止になるのでは?と言う不安の中作品づくりをするのは想像以上にキツいものがありました。なにがキツいかって、モチベーションの低下です。もしも中止になったら展示用に作った作品は行き場を失います。テレビ電話で友達に話したところ、「展示が中止になったら部屋に飾りなよ!」と言われて「それもそうか」と思う事でなんとか製作に取り組む事が出来ました。

展示は無事開催となり、会期を全うする事は出来ました。これはデザフェスギャラリースタッフ樣方による感染予防対策と参加者樣方や来場者樣方の協力のお陰だと思っています。

このご時世に直接作品を見て頂けた事、作品を展示する機会を与えて頂いた事、すごく有り難いなと感謝しています。並行世界の作品を見る為に足を運んでくださった方がいらっしゃるそうで、とても嬉しいです。友達も見に行ってくれたみたいです。

緊急事態宣言後、通勤や通院の他はほとんど電車を使って外出をしなくなっていた私が外に出る機会になりました。原宿まで出てギャラリーで人と話し、帰りは別の美術館で展示を観る。展示に参加しなければ得られなかった楽しみです。私と同じく必要最低限の外出しかしていない母の気分転換になればと思い、最終日には母を連れてギャラリーに出かけました。誰かが「外に出よう」と思うきっかけの展示に参加できただけでなく、自分が外に出るきっかけになりました。

私は住まいも勤め先も都内なので、遠出は出来ません。元々旅行などを楽しむタイプではないですし、お芝居の公演やイベントがない限り行動範囲は限りなく狭いインドアなオタクなので「どこか外に行きたい」と言う欲求もあまりないので出かけられないと言う事について大してしんどい思いはしていません。それでも久しぶりの外出は、短時間でも楽しいものでした。そんな事も忘れる程、遊びに出かける事がなくなっていたのだと改めて悲しくなりました。

結局、9/12に開催予定だったアーティズムマーケットは中止になってしまいました。やはりまだまだままならないですね。出展者や来場者様の事を考えての主催者様側の判断は正しいと思います。

また参加できそうな展示やイベントがあったら、「本当に開催できるのかどうか」はさて置き、積極的に参加しようと思います。そうやって少しずつ、完全にではなくても良いから以前のように活動が出来るようになれば良いと思います。会場でしか会えない方にまたお会いしてお話がしたい。会場でしか感じる事の出来ない楽しさを忘れてしまわないようにしたいです。

今回のタイポ展に際し、同じくご出展されていたとるてさんにインタビューして頂きました。また、デザインフェスタギャラリースタッフ様によるレポートも「人から見た並行世界作品」てこんな感じなんだ!ととても新鮮でした。是非ご覧下さい。


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