料理が教えてくれたこと
アメリカに来て一番初めに気づいたこと。
それは私は思ってた以上に「暮らし」が好きだということ。
大きな環境の変化に慣れるために一番初めに始めたことは、暮らしを整えること、特に「食」と「住」。
初めの一カ月はgrocery store(スーパー)へもまともに行けず、調理器具もなく、外食やインスタントフードばかりを食べて、毎日サバイバルみたいな生活をしていた。でもこんな生活を送っている自分に嫌気がさして、少しずつ慣れない自炊を始めた。
新しい部屋にはもちろんベッドと勉強机以外なにもなかった。
殺風景な部屋での暮らしはなんか味気なくて居心地が悪くて、一刻でも早く自分のお城を作るためにDollar Tree(100均)に行って収納ケースなどを買った。
初めての一人暮らしは想像よりはるかに大変だった。
どんなに忙しくても自分でご飯を作らなければいけない。
でもなぜか自分の為だけに料理をしているその時間がすごく幸せで、自己肯定感が上がった。
もともと嫌いではなかったけど、改めて料理の楽しさに気づいた。
料理は自分のことをほんの少しだけいいなと思える、最強の時間。
忙しい時こそ丁寧に。
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