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世界政府の軍事力

そもそも「軍事力」と表現するのが正しくないかも知れない。世界政府が誕生したなら、その構成メンバがどのように設計されているか分からないが、利害調停や反政府的な活動を取り締まるための「調停力」「警察力」が必要となるのは自明だと思う。その力の源となるべき暴力機関は当然軍隊であり、その軍事力はどのようなものになるのだろうか?

「沈黙の艦隊」の中での構想

かわぐち かいじ作の漫画の中で、「軍政分離」の概念上に戦略原潜で構成された「沈黙の艦隊」が構想された。政治と軍事を分離し、調停力としての核兵器を世界政府が管理し、戦争抑止力に使うという構想である。つまり、既存国家と超越した存在として、それに相応しい最強の打撃力を有する軍事組織を世界政府が持つのである。

現在(2020年であっても)の核保有国に睨みを効かせつつ、世界政府にその権力を移行するためには、自然、世界政府は核打撃力を有数する必要があるが故に、世界政府は核武装を必要とするであろうことを想定するのである。

サイエンス・フィクション

現核保有国がその軍事的な優位性を放棄して、世界政府に核戦力を移管する何らかの理由はどこから生じるのであろうか?

可能性はどうだろう?

そもそも、現核保有国から核兵器が世界政府に移管される「以外の」シナリオもあり得るのだろうか?

非保有国が連合し共用の報復装置を構想するのであろうか?

それとも「クラウドファンディング」で資金集めをして?「沈黙の艦隊」は1996年の作品だったので、その概念は無かった。

アニメ「攻殻機動隊SAC2」ではテロリストが金融機関をハッキングして、核兵器の購入資金を作り出していた。

数年前ならビットコインのマイニングウィルスを世界中にバラ撒いて、資金を確保するかもしれない、、、

核共有

2022/03/05 追記
どうやら、「核共有」というのが、NATO方面にあるらしい。
「ニュークリア・シェアリング(英語:Nuclear Sharing)または核共有とは、核保有国が核兵器を同盟国と共有するという考え方、戦略。アメリカがNATOに供給する形で実現された核抑止における政策上の概念である。NATOが核兵器を行使する際に独自の核兵器を持たない加盟国が計画に参加することと、特に加盟国がその国内において核兵器を使用する為に自らの国の軍隊を提供することが含まれている。」

Wikipediaのページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

この戦争で初めて知ったのは、勉強不足だったなぁ。

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