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世界政府の主権(主権者)

民主主義なのだろうか?だとすれば、世界政府議会というものが存在するのだろうか?誰が(or 何が)支配しているのだろうか?

国連総会のように各国1票ずつ持ってるように、今の国家が移行した自治体が投票して物事を決める形であろうか?

「主権」@Wikipediaより
主権の基本的意義とは、「国家(領土・領海・国民・国家体制など)を支配する権限」である。いいかえれば、一定の境界(領界)をもつ基盤的な集団的自己決定権、すなわち国家機関と国民の行動に関してその正当・不当のいかんを確定する国家における権利のことを指す。

主権は皇帝だったり、宗教者だったり、民衆(代議員制度)に属したりした。ある国は書記長だったりもした。主権を持つ主権者が正当・不当を分かって来た。

さて、世界政府が樹立した場合、その主権者は誰になるのだろうか?それは、その成り立ちによるに違いない。

共産主義者による世界革命なのか?インテリゲンツィアの活躍により理念の実現となるのか?それとも、ナポレオンのような軍事的な天才によってか?

ローマ市民権のイタリア半島全住民への拡大は、反乱に寄って行われた。それとも、ある種の理念が結実して、現代のEUのように参加国の代表によって主権が確立されるのであろうか?

システム統治

統治システムでは無い。システムによる統治である。そう、そもそも人による統治は続かず、機械による統治ということも考えられるのでは無いだろうか?

執筆時点の2020年は5年くらい続いて来たAIブームが終わりを告げる頃合いで、そろそろAIが持つ限界が見えてきたので否定されて来ているのではあるが、客観的な判断能力を持つ機械によって善悪を判断できるのなら、市民の上位に君臨して調停者として振る舞うのが人工知能でも良いのかもしれない。つまり、システムによる統治である。

アニメ「PSYCHO-PASS」では刑事事件を裁く機能のみならず、「潜在的な犯罪係数」をAIが算定し、実際に犯罪を犯してなくても、その係数が高いと逮捕できる世界が描かれる。司法権を機械が握るのである。

映画「マトリックス」では人類を屈服させた人工生命体が、人類をバーチャル空間に閉じこめ現実から隔離し、地球を支配。主権を持った存在として描かれる。

科学技術の進歩の先に、システムによる主権の樹立があるのだろうか?


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