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危機を母に

以前、SFに出てくる地球政府(世界政府)はその存立のプロセスが描かれないと書いたが誤りだった。田中芳樹の銀河英雄伝説では世界大戦の結果、危機に瀕した人類が、その回復のために団結して作り出した旨が少しだけ触れられていた。

基本的には、危機の反動から求心力が発生したとする動機が、世界政府を生む母になるというのが理解なのかもしれない。

そのようなドラスティックな対立(第二次大戦クラス)が再び発生する想定は現実的で無い21世紀の初頭に居る。だとするなら、どんな危機が各国家を相互扶助の動機を与えるに足るのだろうか?

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