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行きつけのカフェと紅茶の温度

わたしには行きつけのカフェがある。
冬場は石油ストーブが置いてあり、その近くの席を陣取れれば最高だ。
年中無休、夜まで営業しているので、noteの執筆など作業にお邪魔している。

これまでは図書館と半々の頻度だったが、新型コロナウイルス感染症が問題になってから、図書館に長居すると嫌な顔をされる気がするので(実際に職員さんがわたしの周りをウロウロするという無言の圧力がある、と思う)、足が遠のいていた。
その反面、カフェは少量のお金を払っているので、罪悪感が少し薄れる。また、飲み物や食べ物が常時購入できるので、図書館のように外に出てコソコソ飲んだり食べたりする必要はない点が安心材料になる。

今回は、そのカフェの紅茶の温度について語りたい。
紅茶がものすごく熱いのだ。
雪で凍えた手を温めようとマグカップを持つこともできないくらい熱い。
猫舌なわたしは、紅茶が手元に来てから飲み始めるまで、15分のインターバルが発生する。5分は絶対無理、10分はギリ無理、15分でやっと触れるマグカップ。何かマグカップと駆け引きしているみたいだ。

ふと紅茶の温度について調べてみた。
紅茶は熱湯では入れなかったような気がしたから。
https://www.tea-a.gr.jp/make_tea/
わたしの記憶は正しかった。
紅茶を淹れる温度は60〜70度が適温と書いてある。
わたしの手は温度を正確に測定できる能力は持ち合わせていないが、わかる。わたしにはわかる。あのお湯が90度を超えていることが。
お湯のお代わりは無料なので、紅茶を15分程置いて、30分くらいかけて飲んで、お湯をもらいに行く。お湯をもらったら15分stay。すぐには飲ませてくれない紅茶、そんな不器用な紅茶も好きだ。このカフェが好きだ。何時間いても怒られないから。

昔は人気がなくて、誰もいなくて、よっしゃ穴場カフェ!!!と思っていたのだが、最近は作業をする大人、勉強をする学生、くっちゃべってる大人の方々が増え、なかなか昔のような静寂はないが、このカフェが繁盛しているということでよしとしよう。

最近のブームはモーニングだ。
厚切りトースト(バター塗り済)、ジャム、ゆで卵(塩)、オレンジジュース、紅茶のセット。コメダ珈琲と違うのは、トーストにバターが塗ってあること。一手間省けて最高だ。お湯熱いけど。
何よりもモーニングは価格設定がお得。これだけついて600円、本当に助かる。

なぜこんなにカフェ(外)での作業にこだわるかと言うと、家にいるのが苦手だから。家が安心できる場所じゃないから、外に出かけて作業する。そんな時の救世主がこのカフェなのだ。
365日、(お金を払えば無条件で)わたしを受け入れてくれる。店員さんとも顔見知りだし、話したことはないけど、通じ合っていると思う。

こんなカフェがだいすきだ。
新年早々、ええ、今日もカフェで作業してます。
ありがとう、カフェとお姉さんたち。お湯熱いけど。
今年もよろしくお願いします。

朗報。今日紅茶のお代わりをしたら、お湯がいつもよりぬるかった。
わたしの思いが伝わったのだろうか。うれしかったな。


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