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Get Lucky!

接待を受けた官僚が昔の動画で「仕事のチャンス、人と知り合うチャンスを得るため、絶対誘われたら断らない。飲み会を断らない女でやってきた」らしいですが、こういうのは別に日本とか官僚とか関係なく姿勢としては別にありだと思います。

昔いた米国IT企業のCEOが来日した際に本社でタウンホールミーティングをやったのですが、質問コーナーで誰かが「どうやったらCEOになれるのか?」みたいな質問をしました。CEOの答えは「Get Lucky!」で笑いを取っておしまいなのですけど、いわゆる事務処理能力が人より少し高い程度で上に登れるかというとそんな甘いわけがない。それを踏まえると官僚の人の「人と知り合うチャンスを得るために誘われたら断らない」というのはまた違った意味に見えるんじゃないでしょうか。

個人でコントロールできるようなことは全部やって、必要な権限を要求して、そのうえで機会を貪欲に求める必要があるという話だと思います。いわゆる成績が良ければ勝手に引き上げてもらえるなどと言うのはせいぜい20代までですので、新卒相手の心構えというかアドバイスとしてはあれで良いのではないかと思います。自分がコントロールできない外部要因として上司がダメなら転職もありですし、部下が使えない云々も使えない人を切って使える人を採るところまでが仕事だと言われてしまえばどうしようもないですから。良い就職先がないのもたいがいは応募数が少ないだけです。

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尤もコンプライアンス違反はそんな努力を積み上げてきた人でさえも、あっさり打ち抜くのですがそれは別の話です。

一方で努力しても「最後は運だ」と言われると身も蓋もないかもしれませんが、上手くいかなかったり拒絶されることには、さまざまな理由があるわけで、自分自身が納得する形で全力を出せたならば失敗を必要以上に自分のせいにする必要はないと思います。

最期にロバートデニーロのわりと有名なスピーチでも貼っておきます。与えられた機会で自分なりに全力を出してダメだったならばさっさと次に行きましょう


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